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高校生がMITの量子科学者に学べる「量子コンピューティング講座」って実際どうなの?

こんにちは!

MITとオックスフォードの研究者が、世界中の高校生に量子コンピューティングを教える講座が静かな話題です。最大5,000人の学生が8ヶ月間のオンライン量子コンピューティング入門(Introduction to Quantum Computing)集中講座を受講できます。

主催は非営利団体「コーディング・スクール」。後援はIBM。

IBMの日本語サイトから引用してみます。

この講座は、量子コンピューティングの経験がない高校生以上を対象としており、MITとオックスフォードの量子科学者がライブで講義します。
学生は、ローズ奨学生でMITの卒業生であるFrancisca Vasconcelos氏と、MITのエンジニアリング量子システムグループの研究員で、MITの量子コンピューティング入門の冬季セッションコースの主任講師であるAmir Karamlou氏の指導のもと、QiskitとIBM Quantumを使って量子コンピューティングの基礎を学びます。

目的は、量子コンピューティング教育の促進だそうです。
2020年10月から始まっており、長男も9週遅れて参加しました。
参加は高校生が優先されます。

日本人もいっぱいいるそうです。
今、量子力学に興味のあるおこさん、たくさんいると思います。一流大学の先生から世界中の子が無料で学べるーーたいへんな時代になりました。

必要な知識と習うこと

「量子力学を誰にでもわかるように」が目的です。予備知識として必要なのは、中学の代数学、配列・ベクトル・確率のみ。

「量子とはそもそも何か」というベーシックな部分から教えてくれます。

最終目標は、簡易的な量子コンピュータのアルゴリズムを自分で作ることです。

ですから、プログラミングや高校数学の知識が必要です。必要な高校数学とPythonの基本は前期過程でわかりやすく教えてくれたそうです(今から参加したらビデオで学ぶことになります)。

最終的には、実際の量子コンピュータを自宅から遠隔操作で動かすらしいのですが、そのときにQiskitというPythonのライブラリが必要になるんだそうです。

どんなふうに教えるのか

授業は講義とインタラクティブなラボの2本立てです。全てオンライン。
1週間にそれぞれ1コマあるそうです。

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