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インターネット革命が起こらなかった国の、パラレルワールド

こんにちは。

日本に帰国して感じることは、「便利なようで、便利じゃない」、なんとも言えない摩訶不思議さというか、懐かしさです。

最初は未来に来た気がするが、じきに過去に旅していることに気づく

長男に教えてもらったのですが、Redditに、海外から日本に来る人の感想で、

「日本に来た最初の1週間は50年後の未来にきた気がする。
しかし、2週間目には50年前の過去に戻ったような気分になる」

というのがあったそうです。
この感覚、すごくわかるなーと思います。

一見「すごいな! 進んでるな!」と思うのです。

例えばトイレです。ピカピカのトイレで、たくさんのボタンがついています。でも、慣れてくると、毎回「流す」のボタンがどこにあるのか探している始末です。「こんなに多くのボタン、本当に必要なんだろうか?」と我に返ります。

それから先日書いたけど、タクシーです。東京などの駅前にはズラッとピカピカのタクシーが並びます(海外では自分でドアを開けるスタイルの方が多いと思う)。

が、ようやくタクシーを呼んで、年配の運転手に言われるのは、「お客さん、**街道と**街道と、どっちの道で行きます?」なんです。
「えっ、道はお客が知らないとといけないの??」と驚きます。「場所が分からないからタクシーに乗っているのにな……」と思います。

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