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写真|紫陽花とドイツ人医師シーボルト

こんにちは。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンターです。

先日、雨上がりの日に県内の川のそばを散歩していたら、季節を迎えた紫陽花が咲きはじめています。雨に濡れたその姿がきれいで、写真を撮ってきました。

紫陽花は、長崎市の花として知られています。長崎出島で商館医をつとめたドイツ人医師フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと丸山遊女・其扇そのぎ(たき)とのエピソードも有名ですね。シーボルトは其扇を「おたくさ(おたきさん)」と愛称しました。

シーボルトとおたきさんのエピソードを「愛の物語」的に扱う場面も多く見られますが、また別の側面にも注目してみるとおもしろいと思います。
シーボルトが国籍を偽って日本入国・滞在を果たしたこと、彼が帯びていたオランダ政府からの依頼のこと、それからおたきさんとその娘・いねの人生などは、吉村昭氏の小説『ふぉん・しいほるとの娘』に詳しく、おすすめです。いつか、コラムでも取り上げられたらいいなと考えています。

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンターは、長崎市出島町の出島ワーフという建物内にございます。町名と建物に「出島」の名称が入り、海に面しているため、史跡出島を目指す観光の方がよく迷い込んでこられます。

復元された史跡出島の場所は、電車通り沿いに位置します。
出島の築造ののちの時代、長崎港湾の改良などによって周囲が埋め立てがすすめられ、現在のような位置となりました。

長崎出島を訪れる際は、事前にアクセスを調べることをお勧めします。



世界文化遺産「長崎と天草地方潜伏キリシタン関連遺産」構成資産内にある教会をご訪問の際には、訪問事前登録へのご協力をお願いしています。

▽教会訪問事前連絡はこちらから


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