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教科書会社の先をいく授業デザイン力を発揮していたことが発覚したお話

みなさまお疲れさまです。

教員って、本当に大変ですよね。

授業やって、トラブルの対応して、必要に応じて保護者に連絡して、スクールカウンセラーとも連携して、定期考査の作問をして、採点して、成績処理をして、業者対応をして、部活動の面倒を見て、保護者会の準備をして‥

ということで、本日は業者対応をした時のお話に焦点をあてていきたいと思います。

そもそものアポイント

突然電話がかかってきたんです。

今も学校で使用している教科書の会社から、新しいカリキュラム向けの教科書が出来上がったので、改訂のポイントなどを説明しにいきたい、と。

時間の想定が読めなかったので、とりあえず空き時間のある日の午前中にお会いすることに。

改訂された教科書は良かった!

いろいろ説明もありましたが、全体的に写真が見やすくなっていたり、大きくなっていたり、再構成が良い方向に進んでいたように感じました。

同僚の評価も良かったので、この感覚は合っているのだと思います。

聞けば、その写真なんかも実際に実験部隊と撮影部隊が協力して、光の加減とかを調節しながら苦労して撮影されているとのこと。

自分も一時期、授業動画も実験動画も撮影していたので、その苦労はよくわかります。

担当者の方が探求活動や新しい実験なんかも増やしました!ということで、見てみることに。

使っていた教科書に新しく採用された生徒実験は‥

なんと、自分が別のところで見つけてきていた実験と同じものでした。

自分としては、教科書に掲載されていたものをアレンジしたつもりだったので、少し混乱しました。

自分「あれ、この実験って前から教科書にありませんでしたっけ?」

担当「いや、今までの教科書にはありませんでしたよ?」

自分「え、だって去年自分、この実験を生徒にやらせましたよ?確か教科書か何かに掲載されていたからアレンジした記憶があるのですが‥」

担当「昨年の教科書を見てみましょうか。(どれどれ)ええ、載ってないですね‥」

自分「えぇ!?じゃあ自分はいったいどこからこの実験を見つけてきたんでしょう‥?(知らんがな)」

というようなことがありました。

我々教員に求められていることは

目の前の生徒の実態を的確に把握し、より効果的な指導ができるように教材をアップデートし、常に最大限の効果を求め続ける‥

えぇ、理想論になってしまっているかもしれません。

しかし、少なくとも、今回の一件では、自分がこのことを意識しているんだということを実感することができました。

もちろん、実験そのものは何の変哲もない、もしかしたら他社さんの教科書に掲載されていたり、インターネットのサイトで公開されているようなものかもしれません。

しかし、それが効果的だと見抜き、アレンジをして実践するということが大切なのだと思います。

その余裕を作り出すことも含めて。

現状では教員に余裕は(そんなに)無いとは思いますが、それでも手を抜くことなく、取り組み続けていきたいと想いを新たにした業者対応でした。

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