高校3年生の受験演習は餌やりに似ている錯覚に陥った件

別に生徒を家畜扱いしているとかそういうことではなくて。

スポーツをやられる方が、食事もトレーニングだという感じで細かく適宜タンパク質を摂取するするのと似ている‥かもしれないという喩えの方が近いのかも知れません。

まぁ、スポーツをする私の知り合いも、食事のことを自分の身体への餌やりと表現をしていたのですが‥笑

どういう観点で言っているかというと、やっぱり栄養摂取のタイミングと、演習問題のタイミングって似ていないか?という観点が1つあると思います。

あとは、もちろん問題演習の量もそうですし、適切な難易度設定もあるでしょう。

どのタイミングでどの量のどの栄養を摂取するのかというのは、身体のトレーニングも、高校3年生の(受験までの限られた時間内での)タイミングと問題演習と難易度の関係がすごく似ているのではないかと思ってしまったのです。

こういう感覚をもったのはこれは今回が初めてでもないのですが、改めて秋口に入る頃に思ってしまったという感じです。

毎年高校3年生を担当しているのですが、毎年生徒の状況、実態に合わせて教材を選んだり、喋り方を工夫したりしています。

それは今年に関しても同じで、今年は今年で新たに教材を開拓しています。

しかもここ数年の中で、教材の蓄積量が例年以上に増えたせいもあって、冒頭の餌やりが頭をよぎったのかもしれません。

正直、やらせたい問題はたくさんあるんです。
ただし、時間も限られているんです。

その中で、最大公約数的に、できるだけ多くの生徒を救いつつ、フォローしつつ、できる限り実力をつけさせてあげるための最適な問題は、配置は、数は、どれだ!?

という感じで問題選定と教材作成を続けています。

選抜クラスは、この問題選定で、大半は解けるレベルにしておいて、授業時間内は個別フォロー(だいたいフォローする箇所と人物と項目が頭に浮かぶ)とか、一般クラスでも同じ問題を使うときと、簡単な問題と入れ替える時があったりと、ものすごく頭と気をつかっています。

そうはいっても、本当にあと5ヶ月もすると卒業してしまいますし、3ヶ月後には共通テスト間近になっているはずです。

特に今年の高校3年生は、新課程前に浪人したくないという意識が強いせいもあるのか、昨年や一昨年までの浪人してもまぁいっかみたいな雰囲気が少ないような気がしています。

それゆえ、相対的に、集団全体が真剣に受験に対して取り組んでいると感じています。

まだまだ時間があるようで、意外に時間がなくなってきている大学受験。
今後もできる限りのことをしていきます。


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