見出し画像

京津畑日記 第52週 6月28日〜7月4日

改めまして2023年7月に岩手県一関市大東町に移住しました。一関地域おこし協力隊の丸谷誠司(マルターニ)です。

自伐型(小規模)林業を通して、里山と経済の循環を起こす山守です。山が元気になる森の散策路や木材の面白い使い道を考えています。


それではどうぞ。


6月28日(金曜日) 京津畑作業道、ホームページ相談、note

午前中、仲間と作業道作り。作業前のミーティングで、やりたいこと、心に残っていることが一致したので、そこを作ることに。

今後の作業を見据えて、旋回所を。
手前の根株の大きなこと

午後から、京津畑交流館 山がっこのホームページについて
一関市DX地域おこし協力隊 荒牧健斗さん、澤田昌平さん に相談に乗っていただきました。とはいえ、自治会とお繋ぎしたバリ(ばかり)で傍観者です。異業種であるからこそのMの複業に活用できるお話も聞けました。ありがとうございます!

ハルノバにて。Eさん写真ありがとうございます!

・プチ情報
ハルノバから徒歩5分の場所にある一関市民センター。菜の花プラザ3階に上がると古本の交換が出来ました。持参した本の同数以下の本と交換できます。

帰宅後、noteを書く。すなわちコレ。

6月29日(土曜日) お休み(藤沢町)

留奈隊員が東京時代からご縁のある藤沢町の長徳寺さんへ。不動明王が祀ってあるお堂の解体工事。少しお手伝いしてきました。
来年3月2日の蘇民祭では、新しいお不動さんがお迎えしてくれます。

一編和尚に拝まれとる笑

8月10日に行われる野焼き祭りに出品するため、陶芸センターで粘土をゲット!制作時間は取れるのか?時間管理が今まで以上に重要になってきました。

6月30日(日曜日) 体育館清掃、報告書作成、パンク

住んでいる集落、京津畑の元小学校、体育館の清掃参加。Mのいる班から7人も参加されたので、あっという間に終了。ところが帰る時に「パンクしているわよ」と教えていただく。

トタン釘が斜めにブッ刺さる
プシューー

日曜日で最短の整備工場とガソリンスタンドもおやすみ。生まれて初めて取扱説明書を見ながらスペアタイヤを付け替えました。摺沢のガソリンスタンドへ恐々運転して行きました。

明日からの矢巾研修(片道約60km)に行く前にわかって、少し安心。

7月1日(月曜日) 森林コーディネーター研修

3日間、いわて森林づくりコーディネーター研修の始まり。
・研修目的
森林の公益的機能の維持増進と持続可能な森林経営を目指し、森林の整備・保全等に関する幅広い専門知識と技術を研修し、地域における森林整備活動を推進する人材(コーディネーター)を養成する。

岩手県矢巾町の岩手県林業技術センター

研修施設の正面玄関

14名の同期と共に学びます。70代が半分以上かな。地域おこし協力隊が県内から5名(一関、九戸、花巻)。

座学、ファシリテーション。
講座には直接の関係はありませんが、Mにとってファシリテーターといえば淡路島のマーキーのnoteを貼っておきます。

・ファシリテーターとは?
参加者と場を支援するや役割を担う。いただいた資料より

会議や話し合いの場を円滑に回す人。参加者が自ら解決策に対して意見を出し合い責任を持つこと。だろうと理解しました。

Mも学んだコーチングと何が違うの?と聞かれ即答できなかったので、ここに書いておきます。

簡単に言語化すると、コーチングは個人、クライアント自らの気づきを促し、ゴールにつながる実行を起こす。一方のファシリテーションは、グループ複数人である。もっと深い話になりますが、また別の機会に。ご質問はお気軽に。

研修に戻ります。3グループに分かれて「森林作りとは?」「森林を生かすためにできることは?」などあらかじめ決められた質問に対して、交代でファシリテーターをやっていきます。

質問が大事

初日終了。夕飯は九戸村の協力隊の方々と交流してきました。

7月2日(火曜日) 森林コーディネーター研修

2日目
午前、座学。正木隆先生。東京五輪の年に江戸でお生まれになり、大学生の時に森林の研究で飯が食える!と路線を変更され、森林に関する専門書を幾冊も書いておられる方。噛み砕いて専門用語は使わずに書かれた本。初心者向け、森づくりの原理・原則

針葉樹人工林をいかにして針広混交林にしていくか。ようは、杉山を栗桜なども混じった山にしていくか、ちゅうことです。

同じ山はない。ある程度、誘導できるが森づくりに戦略、戦術が必要である。長期ビジョン、中期、短期組み合わせる人生と同じ。タイムマネジメント。

希望的なんとかなるさ観測は、ダメ。

午後、アカマツの皆伐跡地の調査。

約60年生のアカマツ。松枯れかな。

メジャーで4m×1mを4箇所はかり、四角の内側にある植物を調査する。Mの苦手な超強力にカブれるツタウルシが、たくさん生えている土地でした。幸い注意していたので後日もかぶれておりません。

分からないものが沢山あります。切り開くと勝手に育ちます。しかし目的の広葉樹、高木になるような若木は、数本しか見当たりませんでした。

あぶらちゃん ニックネームじゃありません。
ツノハシバミ と聞いても分からないけれど ヘーゼルナッツ と聞くとわかる
コナラ

4箇所とは別ですが、隣に見かけない高木があったので調べました。いや先生にお聞きしました。

大きな葉っぱ
20mくらいかな
ボールペンと比較

ケンポナシという樹種でした。

4箇所の中で見つかったのは、約14種。

調査場所までの間に、風致林がありました。風致林とは、史跡や旧跡の景観を保存するための森林。盛岡から矢巾、紫波に向けて神社を参るときに使われていたそうです。100mほどの参道。

両脇の樹木もご立派な風格

7月3日(水曜日) 森林コーディネーター研修

最終日は、前日調査した結果をグループごとに発表。
それぞれ、調査を踏まえて発表していきました。

・どのような森林に育てるのか
・何の樹種を残すのか(引き算)
・いつ 何年先(5年10年30年100年200年、、)
・どのくらいの大きさ
・本数は?

子供が楽しめる森を作る
紙芝居形式の発表
危険なツタウルシなどは除く

座学と実技が伴った研修でした。次回は8月。杉山の調査です。

矢巾から帰宅。途中で雨が降り始め、大雨の予報。
穴あき駐車場に屋根をと取り組みましたが、一人作業は組んだパイプが倒れたり、嫌気がさしてこの状態。。

7月4日(木曜日) 月例ミーティング、林内作業車

午前、市役所にて定例ミーティング。

昼から今週末に始まる研修場所へ林内作業車の移動。道路事情を話しておらず、伝わっておらず大型トラックで来てもらっていました。道中、Mが道を間違える。狭い、Uターンできない。大変でした。運転手さん、お世話になりました。

無事に現場到着

ミズとドクダミが足元を隠しているので、軽く刈払い。

モサモサ
写真だと分からない、悲しさ。
完了

おまけ 収穫

集落で苗をいただき、かぼちゃと思って育てていたら、キュウリだった笑

キュウリ1号

今週も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

妻も同じく一関市地域おこし協力隊員です。小さな女が小さな林業をするまでの経過観察ができます。ご興味があればこちらのnoteもぜひご覧ください。

https://note.com/kyotuhata_r/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?