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【死ぬまでにしたいこと】ていねいに書く雑文~その193~20221207
【死ぬまでにしたいこと】
死ぬまでにしたいことリスト、ってのは割とメジャーなものかと思う。
そんなのを作る映画もあったよね。モーガン・フリーマン出てるやつ。
死ぬまでにしたいこと。あるようなないような。
こういうときって「オーロラを観に行く」とか、そういう感じで「自分次第のこと」ってパターンが多い気がする。
でも、よく考えれば、相手ありきのこともあるよなと。誰誰に会うっていうパターン。
わたしは懐メロが割と好きで、たとえば井上陽水が好き。
そうなると、死ぬまでに井上陽水のライブ行っときたいなと。で、井上陽水は70オーバーのシニアなんで「私が死ぬまでに」なんて風には言ってらんないなと思うのです。
「誰かありきでしたいこと」の代表例は親孝行ではないでしょうか。「孝行したいときに親はなし」なんて言うぐらいですのでね。ウチの親は70オーバーでして、まだギリギリ元気なときに、何か心に残ることをしてあげたいなと思うわけで。家族旅行とかね。
親からすれば「その気持ちだけで十分」なんて風に思うでしょうし、たぶんその気持ちはほんとのものでしょう。
でも、子どもとしては形に残るものというか、そういうことをしてあげたいなと思うわけです。
まぁ「親孝行したい」なんて、社会人になったころから言っておりまして、ここ数年で、ようやくきちんと実家に帰るといった行動をするようになったぐらいで。どっちかと言えば「親不孝もん」でしょう。ほんと口だけでお恥ずかしい。
親孝行って何なんでしょうね。今度親に聞いてみようかな。ちょうどというか、数年前に母方の祖父、つまり母の母が亡くなりまして、そして先日父の母も亡くなりまして。何か思うところがあるだろうなと思うわけです。
子どもからしたら、親には永遠に生きてもらいたいもんです。寿命を10年ずつあげてもいいです。あ、妻の方の両親もいるので5年ずつで。
人はいつか死ぬ。当たり前なんですけど、自分から見た祖父母が全員亡くなった今となって「順番」を意識するようになりました。「あぁ、次は自分の親の番なんだな」と。まぁ、まだ元気なだけで十分ありがたいんですけど。
自分には子がいないので親ではないですけど、もし親になったとすると、子には「元気で楽しく生きてればOK」という程度で、自分に何かしてほしいなんてことはあまり思わないでしょう。なんというか、大事にしてくれているというハートが分かればいいというか。
そういうもんなんでしょうけど、なんでしょうね。大人になったからこそ、何かしてあげたい、そんな気持ちです。
まぁ、たぶん親の方がお金持ってるんですけどね。
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