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かいごの基本 養護老人ホームの1日①

 調理員から介護の世界へ移り、認知症デイサービスで3年。
 お年寄りとの接し方、認知症の方への接し方に慣れてきた頃、養護老人ホームへの移動の辞令が出ました。
  
■夜勤業務
 デイサービスと養護老人ホームとの違いは?
   デイは勤務職員全員でケアに当たり、時間が来ると利用者を家に送り職員全員が退勤となる。
 どんな大変なご利用者様でも家に帰られるという事です。8時間みんなで助け合えるのです。

 養護老人ホームは特別養護老人ホームと同じで長期入所サービスです。特養が介護保険制度で利用者との契約です。一方、養護老人ホームは市町村からの措置、いわゆる何らかの理由で町で住めないため施設ぐらしが適切と行政が判断した方が暮らす施設です。 
 例で言うと、お金がない方、虐待され、家に居られない方、家族や身内がいない方、高齢の障害のある方等で要介護でない方です
 実際はどんどん介護が必要で要介護4の方もいます。

 暮らしの場所での介護なのです。
 そこに高齢者の生活があり24時間の体制が必要です。
 
 多分、介護職の最初の難関は、夜勤ができる事でしょう。
 異動してひと月も経たない内に先輩職員と二人で初めての夜勤に付きます。特殊なCASEです。
 全入居者60名の夜勤は介護職員一人と宿直員一人の計二人です。
 
 一度目の夜勤では、先輩の行動順序をメモし、夜間の排泄介助の方法、注意点を確認しメモを取ります。  
・夜間の緊急時の対応の確認、連絡先確認
・道具の場所、準備

 その頃の養護老人ホームはオムツ交換の必要な方が60人中の10人ほどであまり苦ではなかった記憶がありますが、建物が広かったので移動距離に疲れました。
 普通は初めて夜勤するときは、2回は先輩に付いてもらうのですが、私の年齢も39歳の新人の為か2回目無しで次から一人でできますか、と言われたので、
やって見ます、と言ってしまった。

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