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〜しゅうまいに使用する良質なジビエを求めて 今年の6月にお邪魔した京丹後の上世屋村〜


天橋立付近より山に分け入り奥深く。山道を進むと突如として現れる棚田と茅葺き古民家の並ぶ集落が「上世屋村」です。
小高い地点から望む村は息を飲むような美しさ。思わず深く息を吸い込みます。
我々が「古き良き田舎の風景」として思い浮かべる田舎像そのものの風景といったらいいでしょうか…

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目的は上世屋獣肉店が扱うジビエの加工場見学と地方創生の文脈を含む村あげての活動についてお話を伺うこと、そして田植え体験をさせていただくことでした。
今回案内をしてくださった小山さんは前職がきっかけで上世屋村に出会いその魅力にハマり脱サラIターンをし、この美しい小さな村を存続させるという使命を持って活動をされています。

こうした若い世代の方が日本の原風景や昔ながらの暮らしや伝統文化の継承に惹かれ移住する。全国的にこの流れは小さくも確実に進んでいるようです。この上世屋村はそんな「昔ながら」に興味がある方にとても良い村かもしれません。

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京都府指定無形民俗文化財「丹後の藤織 り」の保存会
上世屋生まれ上世屋育ちの方々の知恵
手漉きの和紙
「稲木干し」のような伝統的な農法
銃や罠を使った狩猟
小さくも温かいコミュニティ
などなど…

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こうした土地に根付いた生きていくための知恵や技術や文化がしっかりと残っており
「日本の里100」にも選ばれています。

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働き者の多いと言われる上世屋村の中にである小山さん自身も農業や狩猟、また移住希望の方に向けた活動などで忙しくされているようでした。

KyotoCraftMarketは「豊かな暮らしと未来を考える」というコンセプトを掲げています。
「豊かさ」の定義なんて人それぞれ。確かにそうかもしれません。
しかし、この上世屋の暮らしに少し触れお話や想いを聞く中で確実に一つの揺るぎない豊かさの価値観がそこにはあるなと確信できました。

豊かな暮らしとは豊かなストーリーを持つものたちに囲まれ、それを自らが知って選択をしていることで
感じられるものだと考えています。

これからも様々なストーリーを紹介しながら皆様の暮らしに少しだけ豊かさをお届けできるよう
フォローお願いしますね〜

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