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橋本遊郭「旧第二友栄楼」が茶楼に。見に行ける遊郭へ行ってみた。

一階の玄関は右側が遊女たちがいた張り店、左側奥は経営者の部屋になっていた

「建物は悪くない。壊してしまってはもったいない。」とリノベーションをしている「橋本の香」という元・遊郭があります。

(この橋本遊郭については数ヶ月に渡り取材しました。
歴史については長くなるので遊郭のことを知りたい方は
オマツリジャパンの
京都「橋本遊郭」妓楼が茶楼に!見に行ける遊郭へ潜入して当時の様子を聞いてみた
という記事を読んでいただけると嬉しいです。)

壁には意匠を凝らしたタイル

橋本の香」は旅館とマッサージをしており、オーナーの政倉莉佳さんがもう一件、所有している「旧第二友栄楼」は2021年12月28日に中国茶のカフェ「美香茶楼」に生まれ変わりました。

経営者の部屋の奥には庭。空気が循環するための昔の人の知恵です。

お茶は3種類あり、紅茶、緑茶、鉄観音。七百円でゆっくり飲めます。

2階へあがって、お茶を飲む場合は…。

遊郭には必ず二階への二つの階段があるが、Y字の階段は珍しい。

遣り手が客を誘導していたという階段をのぼって遊女たちが住んでいたお部屋へ。

エジプト風にリノベーションした部屋。

エジプトや中国風に改装したお部屋でゆっくりするもよし。

中国風にリノベーション。元は遣り手さんがいた部屋。

3,5畳の昔ながらの遊女たちの部屋を見て歩くもよし。

ふと見上げると磨りガラスも手がこんでいる。
あちこちにある欄間は肺が悪い人の部屋の空気を循環させるためという実質的な役割もあるけれど、タイルやステンドグラスは非日常を演出するためのもの。

とくにトイレはふと普段を思い出してしまう場所だったのだとか。

橋本ではこういった遊郭のあとが今も残っている日本でも希少な場所。
そのため映画がよく撮られている。
「少年H」「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」や五社英雄さんの映画など、昔懐かしい映画のロケ地としても思いを馳せながら歩いて見てはいかがでしょうか。

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