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己の欲せざるところ人に施すことなかれ

こんにちは
共に心に火を燈す経営パートナー、共燈コーチルタントです。

今日は論語の一節から感じたことを書いてみようと思います。

自分がされて嫌なことは人にするな

子どもの頃から聞かされてきた言葉ですね
そんなの分かってるよ、と思うかもしれません

論語の中では「仁」(思いやり)を説明する言葉として
出てきます

自分はこの言葉は深いなあと思います
その通りだ、当たり前だと思っていても
案外気づかないうちにこれに反することをやっていて、
しかもなかなか自分で気づくのが難しいからです

自分がされて嫌なことって何だろう

最近こんなことがありました。
ある組織で、マナーが悪く約束を守らない人がいました。
ある人は真面目な人でそれを批判していました。
何度注意しても変わらず、
真面目な人が損を被ることが続いたので、
この環境でまじめにやるのは馬鹿馬鹿しいと思えてきて
その人も同じようにマナーを守らなくなりました。

ミイラ取りがミイラになってしまう
相手を批判していたことを
いつの間にか自分がやっている

そんなことはないでしょうか?

他人事ではなく自分にも覚えがあります・・・
それって君も同じことしてるよ、と
指摘してもらえて初めて気づきました💦

自分がされて嫌だったのに、
自分も同じことをする権利がある、
くらいに思えてましたから、
自分の心は見えないものですね

相手は自分の鏡

誰しも自分がされて嫌なことはあります
だからそれを人にやらないように、
と言われれば納得します

『己の欲せざるところ人に施すことなかれ』
この言葉が深いと思うのは、人は
「己の欲せざることを人に施している」ことに
気づくのが難しいことを見抜いている
ように感じるからです。

相手を批判する気持ちがあるとき、
自分も同じことをしようとしていないかと
省みるチャンスとしよう
と思います。

相手の姿を通して自分を省みる
逆に、
自分の心を通して、相手を思いやることも
できるはずですね。

もう一つ、
自分で気づくことは大事ですが、
自分の鏡となって「君も同じことやってるよ」と
言ってくれる人を傍に置くことも大事だと思いました。

まとめ

自分がされて嫌なことを
いつの間にか自分がやっていることに
気づくことは難しい。
相手を批判する気持ちが湧いてきたら
自分を省みるチャンスにしよう。
そして自分の鏡となって指摘する人を
大事に傍に置きたいものです。

自分もコーチ・コンサルという仕事であるからには
相手の鏡になるような人になりたいと
改めて思いました

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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