プライドを捨てろ、何でも経験しろ！！—エリート童貞たちの失われた10年からの脱却

　今回は一般の方はさておき、大学受験に人生を賭けてきた巷で言われるエリートの諸君; 東大生や医学部生にフォーカスを置いて話していきたい。君たちは人生の多くを受験に捧げすぎてきた—この期間はこの稿で言う「失われた6年」に相当する。言い換えれば実社会での経験値が低すぎるのである。君たちが受験で得て実社会で使えるものなど、忍耐力とちょっとした英語力、数学的思考力しか無い。これらだけでは、人間的魅力は感じられることはほとんど無いことは言うまでも無いはずだが、この危機的状況に対して冷静に対応している者は皆無に近いだろう。長々と書いたが、今回言いたいのはモテたいと考えているエリート童貞の諸君が失われた6年を取り戻すため、いやもしくは失われた10年ないし12年に繋がらないように、人間的魅力をつけてほしいのである.

1 女の子の前では、高学歴という武器は最後に使え

　諸君の多くは、高学歴であることを全面的に押しすぎである．それは分析不足すぎる．残念ながら高学歴であることに魅力を感じる子は専ら高学歴の子である．なぜなら彼女たちは難関大学受験を突破することの大変さ、価値を自ら体感し認識しているためである．例えば、筆者はMLBの大谷選手が160kmの球を投げられることがすごいことなのは理解できる．しかしどれほどすごいことなのかは理解し得ない．一番その凄さを理解しているのは、同業のプロの投手たちであろう．

　ここで言いたいのは梅田心斎橋河原町で遊んでいる多くの子は、大して勉強してきたわけでは無いため諸君の学歴に大して興味ないのである．すなわち諸君の武器である高学歴を全面に押し出せば、逆に他に何も武器を持っていないと読まれてしまう．したがって一般の人並みの人間的魅力を持ち合わせていないと勝負にならない．高学歴が有効となるのは、他と横並びに立ったときの最後の勝負での一押しとなる場合のみである．

2 受験のことは忘れろ

　1で述べたように、受験の成功体験はほとんど役に立たない．にも関わらず受験のことをずっと嬉しそうに話してる人をよく見るが何をしているんだろうか。受験から何年も経っているのに、何か楽しいことは見つけられなかったのか。誰が見てもそう思うだろう。

　過去の栄光にすがるのは、「今」が輝いていないことの裏返しである。

そんな諸君には、この言葉を伝えたい。心当たりのある者は、受験のことを忘れ今を生きてほしい。

3 色んな飲み会に参加しろ

　似たようなバックグラウンドの人と連んでも、経験値は上がらない。他業種の人とも積極的に話してみてほしい。プライドの高い諸君は、低学歴とは連まないなどと言いそうだが、それは自分で世界を狭めている。高学歴の同業者と飲むより、アホなノリの良い女の子と飲む方がよっぽど世界は開けてくるし、何気ないが役立つ意見をもらえたりするものである。

4 貯金なんかせず全部経験しろ

若い貴重な時間を家でゴロゴロNetflixを見るのに割くのはもったいない。なんでも吸収できる若い時こそたくさんの経験を積まなければならない。どうせ大人になってからでいいと思っている経験値の低いやつは、そもそも大人になって経験するチャンスを掴めない。100万貯金しても、それは100万にしかならない。若い今100万使って経験すれば、それは将来1億の価値にだってなり得る。

5 恋愛をしろ

　人間的魅力を引き出す上で、侮れないのが恋愛の効用である。世界的ベストセラーになった『性の進化論』の著者クリストファー・ライアンの説くところによれば、男性はセックスをすることで男性ホルモンのテストステロン値が上がり、くわえて関係性が新鮮であればあるほどその値は増すらしい。テストステロンは、骨、筋肉、血液などの生成に関与するほか、動脈硬化を防ぎ、脂質代謝を促す作用がある。また意欲、ストレス耐性、決断能力といったメンタル面の増強作用もあるとされている。恋愛にはそうしたメリットがあるわけだ。仕事と恋愛は等価だ。仕事に打ち込めば恋愛も充実する。恋愛が充実すれば仕事もはかどる。だれだってそうだろう。仕事と恋愛は相乗効果で成り立っている。

6 遊びをサボるな

学生は勉強する者だと言って、机の前にずっといても世界は開けない。今のうちに、遊び方を知っておかないと大人になって困るだけである。仕事をする上で、相手とのコミュニケーションは必要不可欠である。だがそのコミュニケーションが一番必要とされるのは、実際の仕事の場では無く、遊びの場である。仕事の場だと、どうしても堅い話になりがちである。だから一番役立つようなコアな話は飲みの場やゴルフなど、遊びの場で話される。だから遊びをサボれば、それだけ損をするのである。

7 まとめ: 人間的魅力はコミュ力と経験値が全て

　恋愛や女性を口説く際、さらには仕事をする上など全てのケースでコミュニケーション能力がkeyになる。コミュ力を上げるためには、ひたすら経験するしかない。相手が何を求めているか、今何を伝えるべきかなどナマモノの人間相手に臨機応変に対応しなければならない。これは場数をこなすしかない。また色んなジャンルの話題にも対応出来なければならない。それはひたすら若い間に経験を積まなければならない。

　例えば、女の子の多い飲みの場なら必ず恋愛の話になる。しかし恋愛経験が乏しければ「こいつおもんない」と次は呼ばれないだろう。
　また仕事で付き合いのある東京の人に、「京都でいいお店はありますか？」と言われて、「あまり行ったことが無いから分からない」となればそれはビジネスチャンスを逃してしまう。

100万貯金なんかせず、将来のための投資と思って100万使ってしまえ。

　恋愛でも、お店に詳しいやつ、話が面白いやつ、セックスが上手いやつの方がモテる。これらは全て経験値の高さに関係する。

仕事や恋愛など全てにおいて上手くいくためには人間的魅力が必要不可欠である。それにはコミュ力と経験値が全てである。

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