とっても面白かった講談
先日、初めて講談を見た。
なんか急に「日本文化に触れてみたい」思いが湧きあがり、たまたまチラシで見つけた講談に、いそいそと出かけたのだった。
講談は、日本の伝統芸能の一つ。
落語は何回か見たことがあったから、似たようなものかな?と思ったら、全然違っていた。
まず、スピード。
時折、張り扇と呼ばれる扇で、釈台(小さな机)をたたきながら、語りが進む。そのスピード感が何とも言えず、心地よい。語りの合間に、軽く扇の音。でも、クライマックスに入ると、張り扇も大きくたたかれ盛り上がる。
そして、語り。
講談師さんたちの抑揚ある話し方。間のとり方が絶妙な一面、あるときは情熱的に。またあるときは、かわいくユーモラスに。
講談を聞いている私は、目の前に、語りの情景がまざまざと浮かび、あれよあれよと、お話の世界へ。
演目の内容も、『宮本武蔵』や『太閤記』など歴史物もある中で、最近は歴史物以外の題材や、現代の世相を盛り込んだものもあり、興味深い。
今回、全て女性講談師の方々が出演されていたけれど、どなたも個性的で、素晴らしかった!内容も『樋口一葉』や、あのプッチーニのオペラ『蝶々夫人』、あまりに有名すぎる画家『パブロ・ピカソ』などもあって、バラエティ豊か。初めて知ることばかりで、聞きほれながら、目からはウロコがボロボロ落ちていた私。
「へえ~、そっか~。え~、知らんかった。」
心の中で何回つぶやいたことだろう。あいにく、筆記用具を持っていなかったのが残念。次回は、聞きながらキーワードはメモしておこう。
それにしても、プロの講談師の方の語りは違う。
だって来る前と帰るときでは、私の心の色や、感性をゴロリと変えてしまったから。あの豊かで柔らかな雰囲気に、今でもどっぷりつかっている。なんか、疲れも吹き飛んだ感じ。
これが講談の魅力なんだな。
また、絶対に行こう!講談と新しく出合えて、本当にラッキー。
未知の世界の扉を開けたら、なんだか、まぶしい。
講談師・神田桜子さん
神田 蘭さん
神田 京子さん
・写真とイラストは、ネットからお借りしました。
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