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佐々木 香輔
2020年5月10日 00:24
奈良市内の東側、春日山のさらに奥。芳山の山中には、釈迦如来像と阿弥陀如来像の二尊が表された石仏があります。像の位置関係から東面を釈迦如来像、西面を阿弥陀如来像とし、現世から来世へ送り出すお釈迦さま、そして来世で迎え入れる阿弥陀さまの二尊を表していると云われています。造像は奈良時代末とも鎌倉時代とも。山道を歩いていると、急に開けた空間が現れます。その空間に静かに二尊石仏は佇んでいます。お釈迦