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【Vol.1】転職エージェントとの付き合い方『 心構え 』編

いくらでも情報がとれる時代。だけどあまりにも間違った情報・偏った情報が多い。正しく偏りがない情報は面白みがない、けどそんな面白みない情報を伝えていきたいと思います。転職エージェントとの付き合い方第1回目の今日は『準備』編をお届けします。
「おいおい、付き合い方といいながら付き合う前の話じゃないか!!」
という突っ込み、大正解です。
だけど、転職エージェントと付き合う前に転職エージェントって何者で、どういったサービスをしてくれるのかを知らないと、いいお付き合いなんて出来ないんです。
もちろん準備をしなくても転職エージェントとの付き合うことはできます。ただ転職エージェントは慈善のサービスではないです。ゴリゴリの営利団体です。
準備が足りないことが理由で「足元を見られる」「無下に扱われる」こんなこともあるでしょう。
なかには、準備をしなくってもすごく丁寧に扱ってくれる人もいるでしょう、それはあなたの経歴が転職市場的に魅力的なだけかもしれません。

良い付き合いをするには良いエージェントとの出会いが一歩目です。求職者個人の皆様が良いエージェントなのかジャッジするためには最低限の情報が必要です。その情報を今回はお届けしたいと思います。


自己紹介

約10年のエージェント歴があります。詳細は以下の通りですので是非ご確認ください。


転職エージェントに登録前に必要な『心構え』

何故心構えが必要なのか、主体的に準備することが「覚悟感・納得感」を醸成する1歩だと考えるからです。転職においてもっとも大事なのは「覚悟感・納得感」です、転職する・しないという決断は最終的にあなた自身で行いますし、その先の結果も当然あなた自身に跳ね返ってきます。結果の跳ね返りをポジティブに受け取れるか、ネガティブに受け取れるかは「覚悟感・納得感」の度合いで決まります。だからこそ準備はとても大事だと考えます。

①エージェントを知る

●概要
転職エージェントとは個人(求職者)と企業(採用者)の間に入り、転職・採用をサポートする立場です。個人(求職者)向けには無料サービスではありますが、転職エージェントを通じて求職者が入社決定した際に企業から転職エージェントに成功報酬として金額が支払われます。今だと平均すると年収×30~35%程度の大きな額となります。

●サービススタイル
次に転職エージェントは大きくわけて2パターンのスタイルがあります。業界用語で言うと「両面型」と「片面型」です。ちなみには僕はずっと両面型で化学業界の専任コンサルタントでした。

<両面型>
・業界や専門職専任のコンサルタントがいて、その○○専任コンサルタントが個人(求職者)の面談・進捗サポート、企業の採用支援まで一気通貫でサポートするスタイルになります
・個別の担当者がつかず、求人ごとに担当者がかわることがあります
・今までの経験やスキルをフルに活かしての転職をお考えの方もしくは35歳以上の方などは使いやすいサービスかと思います

<片面型>
・企業担当と個人(求職者)担当が別のスタイルを片面型と呼びます
・片面型の場合はキャリアアドバイザーが個人(求職者)の方に伴走する形で希望に近い求人を探すサービスとなります
・キャリアチェンジをお考えの方、若い方にはおすすめのサービスになっています

両面型であっても随時30名程度弱の求職者を担当もしくはやりとり、片面型であれば100名近い方を担当しているのが大手転職エージェントでは一般的な数値です。

●転職エージェントの評価について
転職エージェントは個人の皆様と面談をしただけでは評価はされません。いかに入社まで導けたかの結果が評価となります。

●まとめ

・転職エージェントは営利団体である
・両面・片面スタイルであろうと担当の求職者数は非常に多い
・転職エージェントの社内評価は転職に導けた数もしくは金額

つまり転職エージェントはかなり忙しい、そして高い目標が設定されている。当然ですが、そのような環境だと個人(求職者)の方のスタンスやステータスで対応が変わってくるのです。
※これが良いとか悪いとか言うつもりはなく現状の事実ベースでお伝えしています。

②「内省(自己理解)」し言語化する

勘違いしてはいけないのは上記のとおり転職エージェントは非営利サービスでもなく、自己理解を手伝ってくれる存在でもありません。

※転職エージェントに入社する人は「個人のキャリア支援」に興味がある人が多いので一部ボランティアや自分の「志し」や「正義」の中で手伝ってくれる方はおりますが、期待は禁物です。

あくまで希望や経験に合致する求人を紹介してくれる存在と考える方がよいと思います。

よって面談前には以下の言語化をしてみてください。

<言語化してほしい項目>
・将来のキャリア像
・希望
・嫌なこと
・エージェントへの期待

もし言語化が難しいのであれば、それは転職エージェントに相談するフェーズではないかもしれません。ご自分で内省する時間、ご家族・友人に相談する時間、もしくは私のようなキャリコンサルタントやプロのコーチに依頼をする段階かもしれません。

もし興味あれば以下体験フォームよりお申込みください(その通り!営業です。)

以下私の同僚も似たようなことをXのスペースでお話をされていたので興味ある人は聞いてみてください。

最後に元エージェントから一言

(是非読んでください、良いこと書いてます)

準備が足りない方の特徴としてエージェントに登録後、求人を見ながら、「自身のキャリア像」「やりたい・やりたくない」の言語化を進めていくことです。これはあくまで表面的に見えていることからのインスパイアであり、やはり言語化としては浅い傾向にあります。100%満足できる転職先なんてものはなく、転職する上で大事なのはご自身の「覚悟感・納得感」です。覚悟感・納得感が浅い転職は早期離職を招くことが多く転職エージェント相談前には上記準備をしてほしいと思います。

また市場価値を知りたいという理由での登録は年々上昇傾向です。「終身雇用の撤廃」や「早期退職」のニュースなどが背景としてあるとは思います。もちろん自身の価値を客観的に把握するということは自らを防衛するとても大事なものだと思います。ただ転職エージェントが把握している市場価値と言うのはあくまで、その時に持ち合わせている求人の数、求人トレンドということになります。市場価値を把握する1つではありますが、あなたが安心できるだけの情報かというと「?」です。そして求人数で市場価値を把握するのであれば瞬間風速を計測するのではなく定点観測していくことが大事です。求人数の定点観測をするのであれば転職エージェントよりもBizリーチやリクルートダイレクトスカウトなどのスカウトサービスの方が有効かとは個人的に思います

さらに最近では転職エージェント以外での転職方法も増えてます。

<転職方法>
・転職エージェント
・ヘッドハンティング
・ハローワーク
・求人媒体
・スカウトサービス
・ダイレクトスカウト
・ダイレクト応募
・リファラル採用
・アルムナイ採用 などなど

転職エージェントはヘッドハンティングサービスについでコストが高いサービスとなります。現状日本企業で採用手法のコストまでメスをいれてる企業は多くはないですが、ご自身の希望やこれまでの経験・人脈などから転職エージェント以外の選択というのも良い選択だと思います。
また自力で転職ができるというのは、個人のブランドが確立できている証明にもなるので、「自力で転職ができる状態」を目指すというのは個人を防衛する上でも有効かと思います。

Vol.2は「転職エージェントの選び方」編となります。次回も楽しみにしてください。

ではまた。




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