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【エッセイ】日本人に必要なこと

人に会いたくないときがある。どんなに仲が良い人にも、家族にも言えることだ。

誰かのせいではない。自分の問題だ。

自分の心身が整っていないときに会うと疲れてしまう。自分がすり減る感覚になる。無理に元気だよーと振る舞うのは疲れる。自分の無駄使いをしている気がする。

私が気がむらなところがあるから、そう思うのかもしれない。でも、常に同じテンションでいる人間なんてこの世にはいないでしょ。もしいたら教えてほしい。その人は天才だと思う。

私は絶対にそんなことできない。

人も天気と同じ。晴れの日もあれば雨の日もある。私の場合、無理して雨模様の心で会う必要はないと考えているから、そんなときに誘いが来てもさらっと交わす。どうでもいい人はLINEを既読スルーする。

そういうことをしてはいけない。良くないこと。そう思っていた。だけど、そんなことはない。

不調のときに会ったら、相手にも気を遣わせてしまう。何より、楽しくない。無理して良い人ぶって会うことは、実は周りにも迷惑かけること。相手は私の不機嫌の被害者になってしまう。そっちのほうが絶対に良くない。

だから、会いたくないときは会わない。これは、相手に対するマナーでもあり、自分を大切にできていることでもあると考えている。

単に、体力を使いたくない気持ちもある。歳を重ねるごとに無理したくない気持ちが強くなっている。だって、常に心地よく生きたいじゃない。社会を、人を知るごとに、周りに合わせる必要はないと痛感している。

結局私たちは、誰でも自分が一番。当たり前だよ。だって、自分は自分として生まれてきて、この人生は自分でしか生きられないんだから。自分を大切にしないで何を大切にするのか?

自分を大切にしなきゃ、周りも大切にできない。

人に合わせないこととは、すごく大切で重要なこと。

周りを気にする日本人はこの事実を知るべきだし、心得るべきだと真面目に思う。

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