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経済編: ➁為替のしくみ
皆さんこんばんわ。前回は為替の概要についてお話しをいたしました。今回は為替のしくみについてお話ししますので是非ご覧ください☺︎
為替でお金を賢く働かせる
今回のコロナショックで大きく為替相場が動きました。最大10円以上もドル円のレートは動きました。
リーマンショックなどの時も大きく動きました。
そこで注目を浴びたのが外貨預金です。
外貨預金とは日本円を外国の通貨に変えて預金することになります。
外貨預金は円高の時に預けて、円安の時に解約することで利息に加えた為替差益が受け取れることになります。
例えば1ドル100円の時に100万円預けるとします。変換すると1万ドルです。
年利を5%だとしてそれを足すと10500ドルになります。
そしてそれが1ドル120円の円安ともなれば
10500ドル×120円で126万円になります。
年間で26万円の利益となるのです。
このようにお金に対する知識があれば1つの収入源として確保することができます。
もちろんリスクもあります。
もし80円の円高になってしまえば
10500ドル×80円で84万円になります。
このような場合はマイナス16万円です。
利息分は5%貰えるのでミドルリスクミドルリターンな投資術になります。
使わずに貯金しているお金はこのようにドル建て貯金をすることで円安時になったら売り、賢く稼いでいくのもありだと思います。
そしてそれを超短期間で自分で増やすFXというものがあります。
FXとは外国為替証拠金取引という金融商品の一種です。
取引の方法としてはFX会社に証拠金を預けて、それを担保に為替差益を取っていくことです。
証券会社に信託することもできますし、個人でも行うことができます。個人の場合は日本では証拠金が最大25倍の金額を取引することができます。
私が思うFXのいいところは
・土日を除く24時間いつでも取引がインターネットでできるところ
・自己資金より多くの取引ができる
・外貨預金より手数料が安い
・少額の取引が可能
・アメリカドル以外にも日経平均株価や金、その他ユーロなどの通貨など多数の取引ができる
です。
短期間で利益を伸ばせる為、勉強をすれば3年ほどで安定して稼げるようになります。
私はそのレベルまではいきませんが努力家の友人は2億円の大台を20代で達成していました。
本当にすごいです。
もちろんリスクが高い金融商品ですから、最初は少額で取引することを推奨します。
仕組みや取引方法、そしてリスク管理がしっかりできるように無料のデモトレードアプリもありますのでそちらで練習するのが良いでしょう。
最近は自分で取引しなくても稼げるという投資詐欺が多発していますので皆さん注意してください。そんなにうまい話はそうそう落ちていません。
外国為替市場のしくみ
円をドルやユーロなど他の通貨に変えることを外国為替取引といいます。
外国為替市場には保険会社、証券会社も参加していますがほとんど銀行による取引が多いです。
このことをインターバンク市場といいます。
外国為替市場とは目に見えないネットワークで繋がったものの総称です。
銀行の担当者たちが端末や電話で通貨を売り買いしています。
株取引とは取引方法が異なります。
株取引では証券取引所で事前に出された売りと買い注文の2つの条件を一致させて大量の注文を約定します。
外国為替取引は取引の当事者が納得することでレートがいくらでも取引が成立するのです。
ダイレクトディーリングとブローカー取引
取引はどのように行われているか気になりますね。これを知っていると理解が深まりやすくなります。
まずダイレクトディーリングについて
例えば日本の銀行が1ドル100円希望で100万ドルに両替したいとして、そこにアメリカの銀行が100万ドルを円に交換したいと現れたとします。このように双方が納得すれば取引成立です。
ダイレクトディーリングの資金移動はスポットと呼ばれている取引が成立した日の2日後です。
そしてブローカー取引について
ブローカーとは仲介業者のことです。
外国為替ブローカーは銀行間の取引において、条件を聞き出し、それに合った相手とマッチングさせる役割を果たしています。仲介するわけですからブローカーに手数料を払わなければいけません。
近年ではインターネットの発達によりコストダウンして取引できるようになってきた為、ブローカー取引よりもダイレクトディーリングが主流になりつつあります。
為替レートは様々
為替レートは一つではなく様々なものがあります。
まずは外為市場で銀行間が取引するインターバンクレートと、銀行が企業や個人と取引するときの顧客レートがあります。
みなさんがよく見るニュースで発表されるレートはインターバンクレートです。
ニュースでよく見るレートは銀行が希望する外貨交換レートの平均額なのです。
ドル買いをしたい銀行の提示レートをビッドレートといい、反対にドル売りしたい提示レートをオファーレートといいます。これがFXのチャートなどで表示される気配値です。
次は顧客向けレートについて(少し難しく感じてしまうかもしれません)
皆さんが海外旅行に行くときなどに外貨へ両替すると思いますが、ああなるほどと思うと思います。
顧客向けのレートには個人と企業向けの2つに分けられます。
個人向けのレートは銀行ごとに決められています。
銀行はインターバンク市場の午前10時時点のレートを仲値(TTM)としてそれを基準として個人向け為替レートを決めます。
それは4つに分けられます。
①対顧客電信売相場(TTS)
こちらは外貨預金をする時に預ける、留学している家族などへの送金時に円を外貨に両替する時に適用される為替レートのことです。
円をドルにする場合は仲値に1円上乗せして売り出すのがメジャーです。
②対顧客電信買相場(TTB)
外貨預金や海外から日本に送金された外貨を円に両替する時に適用されるレートのことです。
この場合は①の逆で、仲値に1円引いて買うことが多いです。
③現金売相場
円を外貨に両替する時の為替レートのことです。①のレートから2円上乗せした価格が適用されることが多いです。
④現金買相場
外貨を円に両替する時の為替レートのことです。②のレートから2円引いた価格が適応されることが多いです。
③④について''なぜ2円も違うの?''と思う方がいると思いますが、それは直接現金を取引しているからです。それによってコストがかかる為です。
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