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2023年初日(新年の挨拶とは)#66

年明けと同時に毎年恒例のイベント、所沢神明神社の出店だ。今回で6回目くらいになるだろうか。縁起のよい場所と季節であり出店できることだけでありがたい。感謝すべきことだ。

コロナ禍は18〜22歳くらいの若い子は出ていたが、今までいた高齢の方々は外出を控えているような印象だ。1日のお昼以降に出てくるが用事を済ませたらすぐに帰路に着く。以前のように出店で色々購入をしていく光景も少なくなった。熊手販売をしている業者さんも徐々に淘汰されていき1店舗のみになった。このようにして徐々に変化していっている。

さて、新年といえば新年の挨拶が恒例となる。こちらもコロナ禍以降は手控える傾向にあり希薄となってきている。1日神社にいて感じたのが、新年の挨拶は義務ではなく「会うための口実」なのかもしれないと感じた。特に、ビジネスの場では友達関係と違い用事がないのに会いたいと言うことはなかなか難しく幹部になればなるほど困難になる。
ビジネスの場ではオンライン上で完結することが増えてきており効率化が進んでいるが、オンラインで新年の挨拶はなかなか難しいと思う。ややこしくすると、ビジネスマンはそれで済むけれど商売人はそのようにはいかないと思う。

ここでお正月の歴史を振り返ってみると、諸説色々あるが、起源は仏教が伝来した6世紀半ばよりも前ではないかと伝えられていて、日本に最も古くから存在する行事と言われている。お正月の『正』という時には年の初めの月を示し、旧年が無事に終わったことへの感謝と新年の豊穣を司る歳神様のお迎えをする。
色々な時代を経て今のお正月のような形になってきているが、いつの間にかお正月自体も変化してきており、帰省することが珍しくなってきている世の中である。

子供の頃にはお年玉がもらえるイベントでしかなかったが、30歳を過ぎてくると誰とお正月にやり取りをしたかで人間関係は決まってくる。年賀状にしても10年前と比べて書く枚数は激減した。結局のところ慣習としてやっているだけで意味を全く理解していなかったのだろう。

2023年はイベントごとや物事についての『歴史』や『背景』をきちんと理解し、伝えていけるようにしていく。自分は知らないことの方が多いのだから、子供達へ伝えていくためにも手間を惜しまずやっていこうと思う。

今年1年よろしくお願いします!

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