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選択肢は少ない方が良い #69

あれもやりたい、これもやりたい。
たくさんやっておいたほうが得だ。
たくさん行動を起こせば何かしら当たるはずだ。

もしかしたら心のどこかで思い当たる節がある人は多いと思う。

特に損得勘定が強いと選択肢をたくさんにしてしまう傾向があるのだろう。

実は約5年間ほどかけて自分自身で気が付いたことでもある。
具体例を2つ挙げてみる。
1つ目はうどん販売(出店)である。最初はいかにして儲けがでるかばかりを考えて相当な品目を販売していた。うどん・もつ煮・唐揚げ・ポテト・生ビール・ハイボール・ウーロンハイ・缶チューハイ・お茶・ジュース・棒棒鶏などかなりの品目にして販売していた。その頃はたくさんの品目を取り揃えているにも関わらず売れゆきはあまりよくない。分散しているものの単価はせいぜい300円程度だから売れても売れてもあまり儲けにならなかった。逆に言えば相当な手間暇かけて準備し調理し販売していた。こんなものはトータルで考えたら赤字だ。それでも当時はそんなこと全く気にならなかった。選択肢が少ない方が良いと感じたのはコロナ以降だ。出店でも売る品目の制限があったため、うどんともつ煮など従来よりかなり絞った。正直品目を絞ったら売上は落ちると思っていた。しかし予想をはるかに超えて絞った方が売上が良かった。妻と色々分析したところ、やっと何屋かハッキリお客さんにわかったからめがけて買いに来てくれたんだと。今まではペタペタといろんなものを張り何屋かわからなかった。今はシンプルに「うどん屋」になっている。絞ることによって相手から一目で理解されることは重要である。かっこよく言うとブランディングなのかもしれない。
2つ目は自分自身だ。信用金庫を退職して以降かなりの数色々なものを試した。中途半端に終わっていることが多いが会社員時代には絶対にできなかったことに挑戦した。人に誘われたら断らない精神で参加しまくった。さすがに2年も経つとこれはやめておいた方がいいことや顔出した方が良いといったことはなんとなく理解ができるようになった。しかしながら、一回広げたものを狭くしていくのは一苦労だ。次々に誘われるが全てやっていたら体が持たないし金銭的にも持たない(笑)2023年は絞っていくことがテーマにもなる。
伝えたいことはひとつ。あれやこれやとたくさん選択肢があるが絞った方がうまくいく。ただしこう思えるには、無駄なことを含めたくさんの選択肢を持って活動してみた結果であると思う。これは間違いない。
色々取り組むから狭くするという選択肢が出る。
そもそもの選択肢が少なければただ選んでいるだけで普通の日常だ。
このことに気が付くのに5年の歳月がかかった。当時が無駄かといえばそうではない。むしろ財産かもしれない。
選択肢は少ない方がよい。ただしこれはたくさんのことを選択して経験したときに初めて理解ができることでもある。

たくさんの選択肢
   ↓
ひと通り試してみる
   ↓
経験ができる
   ↓
一定の結果がでる
   ↓
上記の繰り返し
   ⬇️
ここにきて初めて減らすことができる

隕と陽の関係で見ると、増やさなければ減らす選択肢も出てこない。それこそ表裏一体である。

さいごまでご覧くださりありがとうございます。私は5児の父親で父親歴10年を超えた35歳です。自分の父親と祖父が早くに亡くなった経験から子どもたちに自分の経験や人生論や学んだことのすべてを書き記す「遺言」のようなブログになります。本気で書いています。ぜひフォローいただき今後もお付き合いくださいませ。

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