言葉を食べて生きている。言葉を食べさせて生きている。

以前、ある親御さんと話している中で、

「子どもがこんな言葉を使うようになったけど、いったいどこで覚えてきたんだか…」

という話題になりました。

はてさて、お子さんはどこでそんな言葉を覚えてきたのか?

子ども本人に聞いてみると、


「お母さんが言ってたの」


とのこと。

子どもは、吸収がはやい。

身近にいる人の言葉がどれほど影響を与えているか、ふと考えさせられました。


言葉は、食事と同じで人間の栄養になるものです。
食事の栄養は肉体をつくり、言葉の栄養は心や人間性をつくります。

自分はこれまで、どんな言葉を食べてきたのだろうか?
あるいは、自分は周囲の人にどんな言葉を「食べさせて」きたのだろうか?

より健康的に生きるならば、自身も周囲も栄養満点な言葉で満たして、
心を育みたいものですね。


末尾に、私の好きな劇作家・演出家である小林賢太郎さんの言葉を一つ。

0から1をつくるということは、とても難しいことです。けれど、必死にもがき苦しめば、0.1くらいは生み出せるものです。あとは、それを10回繰り返せばいい。
''小林賢太郎 著『僕がコントや演劇のために考えていること』より''

努力と、継続。
物事に対して真摯に向き合うこと。
作品を生み出す苦労と、それに立ち向かう心を尊敬してやみません。

noteを書き続ける栄養であり、そっと背中を支えてくれる言葉です。

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