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シングルマザーの考える子育てとお金の話について色々考えてみた。

2019年の秋に調停離婚して、16年の結婚生活に区切りをつけた。当時小学3年生の娘と中学2年生の息子と3人で京都へ引っ越して、新たな生活をスタートさせることになる。

息子の高校受験に合わせて、中2の3学期に公立中学校に転校。その後すぐにコロナ渦になり、学校生活や仕事内容に変化はあったものの、生活自体はあまり変化を感じない。外に行くときはマスクをつける習慣は身についた。

シングルマザーになることや離婚自体も初めてだったので、これから2人の子どもを含めて一家の大黒柱となり、家族を支えていく覚悟はできた。

結婚時代は、相手の扶養家族になったり外れたり、家計簿とにらめっこしながら毎月の収支をくまなく見つめては、旦那の収入でやりくりに奔走していた時期も長かった。

相手の会社内出向という名の、実質転勤族で結婚当初から引っ越しを繰り返し、子どもも4回転校して、生活様式が変化し続けてきた。

会社員の夫は転職せず、高校卒業して終身雇用性の会社にこだわりつづけた。過労で倒れかけても、鬱になり3か月入院してもなお会社を離れなかった。

会社員でいれば、毎月の給与と年2回のボーナスが支給されるので自身のキャリア形成よりも安定を求めていた。子どもが生まれるとその安定さはますます加速して、職場変化に対する適応障害があっても仕事は変わらなかった。

シングルマザーになり、当時の旦那が家族を養う責任感を強く感じていたことはよく理解できる。妻や子どもの為とはいえ、精神を病むような働き方は身心ともにいい影響は及ぼさないことくらい分かろうがとも思う。

自分一人の稼ぎ頭だともちろん収入源となるお給料は会社のみだ。

元旦那とは、調停離婚をしたので毎月の養育費が振り込まれる。ここについては割愛するが、子どもが20歳の誕生日を迎えるまで受け取る権利がある。養育費の金額は相場があるのだが、相手の収入や資産に応じて大体一人あたり2万前後くらいが目安だ。

シングルマザーになると収入が減るため、子どもを扶養に入れてからでないと、児童扶養手当は受け取れない。離婚直前まで子ども達が旦那の扶養に入っていた我が家では、離婚した年と翌年は私の収入ではなく、旦那の高い収入で計算され、扶養手当の金額も少なかったことに驚いた。

つまり、離婚直後に必要なお金は自分である程度調達する必要がある。

子どもの進級・進学費用、引っ越し費用、賃貸契約にかかる費用などこれまで結婚生活で恩恵を受けていたものから、自身の責任ひとつでお金が動く。

コロナ渦になり、政府は一律10万円の給付の他、私の住んでいる京都府は シングル世代に対して不定期で10~20万ほど支給された。

普段の収入源では、シングルの子育て世代にも様々な社会保障がある。

児童手当・児童扶養手当・医療費無償化・就学支援制度は基本的に手続きをすればだれでも一律で受けれる制度だ。手続きをすればね。

息子は私立高校の進学を希望していたので、中学3年生の時に、社会福祉協議会の就学支度支援金制度と高校就学支援制度を利用して68万円の支援を受けた。こちらは子ども自身が契約者となり無利子で借り入れできる制度だ。

母子家庭向けの支援制度もあるけど、高校進学する人は高校就学支援制度を使うのでこちらの制度はほぼ使われない。

会社員である程度収入があり、ぎりぎり低所得者層の生活保護世帯には入れないので、普段の生活は結婚していた時とさほど変わらないなと感じる。

娘は小5のクラスから、同じ小学校の育成学級に移り、児童福祉センターで発達検査を受けた結果、ギリギリ療育手帳を発行された。

療育手帳は、様々な社会福祉サービスが受けられるのだが、普段の生活だと京都市内の市バス・市営地下鉄の乗車区間が無料になったり、公共施設(動物園や美術館)などでも割引が効くのだ。

勉強の遅れが気になったり、友達付き合いが難しいなと感じたらまずは、 担任と校長先生に相談してみることをおススメする。

シングルマザーは低所得で貧困に苦しむイメージがあるが、そのイメージのおかげで離婚してシングルになる女性に対する偏見も少なからずある。

ただ、お金について思うことは子育てしていても独身でも、       使う・貯めるのバランスが取れていれば                前向きに「結婚したいな」と考えるようになった。

#お金について考えていること

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