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梨泰院クラスの感想(ネタバレ含む)

 NETFLIXで配信されている韓国ドラマ「梨泰院クラス」を全て見終わったので、感想を書きたいと思います。

※この記事はネタバレを含みます。

全体について

 長家の親子への復讐を主軸としなががら、パク・セロイ、チョ・イソ、オ・スアの三角関係など恋愛要素も描かれていました。また、スングォンやヒョニなど他のタンバムのメンバーのサイドストーリーもしっかりと盛り込まれていましたね。復讐、恋愛、仲間、全ての要素が全力で描かれており、見応えがあり、かなり面白かったです。1話あたり1時間を超えているにも関わらず、飽きることなく見ることができました。

パク・セロイについて

 セロイのまっすぐすぎる性格は見ててハラハラさせられた。あと包容力がすごい。僕の好きなセロイのエピソードを一つ挙げます。バス停でのスアとの会話のシーンです(第6話)。別れ際に「お前が何をしようが俺は揺るがない」と強く訴えるのが印象的でした。スアのことを全肯定している姿が、まっすぐすぎるセロイらしさが溢れており、素晴らしいシーンだったと思います。その時の「長家は俺が始末する」「あの会社から解き放ってやる」って台詞で、セロイのちょっとズレた感覚が出てて面白いと思ってしまいました。長家を始末したいのはセロイの一方的な感情であり、スアは長家から逃げたいとかいう感情はそんなに強くはなかったはずです(少なくともこの時点では)。でも、セロイのまっすぐな表情とか話し方って謎の説得力があるから、すごいと思うわけです。スアを見送ったあと、突然、謎の男に電話をかけて投資の話を始めるところもハラハラしました(のちにその相手が元同級生のイ・ホジンだと分かります。)。

オ・スアとチョ・イソについて

 パクセロイとの三角関係となった2人のヒロインです。対象的な性格、見た目ですが、2人とも魅力的だったと思います。表情の演技が素晴らしかったですね。スアさんについては、グンウォンのことを終始ゴミを見るような目で見ていたのが良かったですね。結構きつめの人だと思います。対して、イソについては、コミカルな表情と動きが魅力的でした。セロイとスアがキスしそうになるところを「ディフェンス」と言って妨害するところが印象的でした(第5話)。

タンバムのメンバーについて

 タンバムの他のメンバーも物語があって良かったです。僕は、ヒョニさんが全登場人物の中で一番好きです。個性的なメンバーが多い中、一番の常識人で、思いやりもある人でした。第5話で料理の味についてイソから厳しめのことを言われていましたが、素直にイソの意見を聞き入れて、料理を上達させました。
 料理番組出演など見せ場があったヒョニさんに比べると、スングォンは出番が少ないと途中まで感じていましたが、終盤のグンウォンとの対決シーンでは、しっかり見せ場があって良かったと思います。

チャン・デヒ会長、グンウォン、グンス

 グンウォンは終始悪役を貫いていましたね。僕はグンウォンが服役後に改心する期待をしていましたが、全くそんなことはなく更に凶悪になって帰ってきました。最後までセロイと敵対していたこと自体はいいんですけど、暴力で解決しようとしたのは個人的に残念でした。その点、会長は卑劣な手段ではあるものの、暴力ではなく金の力でセロイを貶めようとするところは、ビジネスのドラマの悪役としてかなりいいキャラクターだったと思います。
 グンウォンのような凶悪な奴でも恋愛に関してはすごく一途なのは少し笑えましたね。そういう意味では兄弟のグンスとも似ています。グンウォンとグンスは、似てないようで似ているところもありました。見た目に関しても、グンウォンから邪悪さを取り除いたらそのままグンスになりそうな感じがします。(笑)

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