山岸恭子 | 算命学鑑定士

自分らしく生きたいと願う人へ。算命学を通して、望む未来へ進むための「知恵」と「戦略」を…

山岸恭子 | 算命学鑑定士

自分らしく生きたいと願う人へ。算命学を通して、望む未来へ進むための「知恵」と「戦略」をお渡ししています。/歌(八重山民謡)、日本文学、民族学、伝統芸能などが好き/長野在住、家族は夫と息子二人<noteでは日々の生活や学び、鑑定の中で感じたことを心のままに綴ります。>

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【癸酉】2024年8月の過ごし方

今日は白露 日中の暑さがようやく和らぎ 秋の気配が深まる時 天地のエネルギーは 「癸酉」へと移ります。 癸=慈愛の雨 酉=内側の熟成・完成 完熟した万物がその実を落とし 土へと還りはじめる季節 果実はその熟度が深まり より豊かな味わいを醸します。 私たちも同じように 自分をさらに深く知り その魅力に最後の磨きをかけましょう。 これまで何をしてきて 今どうなっているのか 生きる中で追い求める 美しさとは何か これからどこへ向かうのか 静けさの中に 自分を見つめて

    • まじめすぎるあなたへ

      今は「新時代の始まり」と囃されていますが、新しい価値観が生まれる時代というのは混沌として秩序が乱れやすいのも特徴です。 なんでもあり! 好きに生きたもん勝ち! という風潮の中では、ズル賢さを持つことや、多少は不誠実なことにも目を瞑り、許容できる人の方がラクに生きられるのかもしれません。 ズルをする?バレなきゃいい? そんなことできない! という根がまじめな方は、生きづらいと感じることもあるでしょう。 周りからは堅物と言われ、時代遅れと笑われることもしばしばあります

      • 【壬申】2024年8月の過ごし方

        今日は立秋 夏の暑さはいよいよ極まり 秋の気配が漂い始める時 天地のエネルギーは「壬申」へと移ります。 壬=大いなる海 申=自身の完成・確立 成熟した万物がさらに固まりいよいよ完熟した姿が現れます。 それぞれの物語はクライマックスを迎え、決着に向けて進みますが、その直前には激しさを伴う演出があるかもしれません。 ここが正念場です。 選択は素早くかつ慎重に。 自分の心にある「義」に従い、ひとつずつ決断してください。 今の物語を完結させることで、新章に続く扉が開

        • 生きることに迷うなら

          今年の干支(えと)は何ですか? そう問うと、ほとんどの方が「今年は辰年です」と答えます。 でもこれは正解ではありません。 「辰」というのは十二支のひとつであり干支の「支」だけを指しています。 干支とは字のとおり「干」と「支」この二つの気が合わさり初めて成り立つもの。 今年の干は「甲」 ですから干支は「甲辰」となります。 「干」は天のエネルギー 「支」は地上に流れる時間 もともと日本人は当たり前のようにこの干支を生活に取り入れていました。 ところがいつからか十二

        【癸酉】2024年8月の過ごし方

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        • 算命学で見る世界
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        記事

          悲しみの先にあるもの

          毎月18日は観音様のご縁日。 ⁡ 長野市にある長谷寺さんをお参りしました。 ⁡ ひと月に一度、自分を振り返り整えることのできるとても穏やかな時間です。 ⁡ ご住職はいつも護摩祈祷の後に法話を聴かせてくださいます。 ⁡ 今日は「泣き虫菩薩」のお話しでした。 ⁡というお話し... ⁡ 私たちは人生において、愛されることや愛することを求めるけれどその愛はどこから生まれるのか、と問うならば、 それは、 「悲しみの果てに生まれるのだよ」 ということをこのお話は教えてくれているよ

          悲しみの先にあるもの

          【辛未】2024年7月の過ごし方

          今日は小暑 徐々に暑さが増してくる時 天地のエネルギーは 「辛未」へと移ります。 辛=清め磨かれることで輝く宝石 未=万物の成熟と衰退のはじまり 生長しきった枝葉が繁茂し 万物が成熟の姿を見せる季節 これまで継続してきたことが 目に見える「結果」として 現れてくる時期といえます。 一方で、成熟を迎えたということは これまでの成長が止まるということ。 物事は衰退に向かいはじめ 暗い影が映ります。 その影こそがエッセンスとなり 実り(結果)は より味わい深くなるでし

          【辛未】2024年7月の過ごし方

          自分を生きることの難しさ

          「あなたは強い運気を持っていますよ」 そう言われたら なんだかうれしくなる人が 多いかもしれない。 でも実際は 持って生まれた強い運気を 使いこなすことはとても難しい… その運を発動させるには 相応の苦労を体験することが必須だから。 大抵の人は 耐えられないのではないか…と思う。 勢いがある人 大成功している人 表でそう見える人たちの裏には 強運を使うための苦労を厭わない 覚悟があるのだ。 ただ、 強運で生まれたから苦労しろ というわけでもなく。 運を発動さ

          自分を生きることの難しさ

          【庚午】2024年6月の過ごし方

          今日は芒種 いよいよ陽気が極まる今月 天地のエネルギーは 「庚午」へと移ります。 庚=打たれてこそ光る鋼鉄 午=陽気と陰気の衝突 万物の成長が最盛期を迎え 多くの枝葉が絡み合う季節。 それぞれが 確固たる存在と成る一方で 烈しい主張を互いにゆずらず 逆らい争い始めます。 主張の根底にあるのは 「自由を」求める熱い想い。 この熱は攻撃性も備えるため 強く抑えられていたものほど 天に逆らい突き出でる 可能性があります。 心に厳しい裁きの芽(目)が 生まれたときは

          【庚午】2024年6月の過ごし方

          宿命なんかぶっ飛ばせ⁉︎

          算命学はいろいろなことに使えるけれど、一番最初にやるのは「宿命」の読み解きです。 ⁡ いろんな方の「宿命」を読みましたが、鑑定を重ねることで気付いたことがあります。 ⁡ それは ⁡ 「想い」は「宿命」を凌駕する。 ⁡ ということ。 ⁡ 「宿命」は変えることができないものですから、沿うように生きた方が断然楽になります。 ⁡ 断然!です。 ⁡ でも、、、だけど、、、 ⁡ どーしてもやりたいの! これが好きなの! ⁡ そういう強い想いは「こっちがいいですよ」とわかったとしてもやめら

          宿命なんかぶっ飛ばせ⁉︎

          【己巳】2024年5月の過ごし方

          陽気が増し夏の気配が近づく今月 天地のエネルギーは「己巳」へと移ります。 己=母なる大地 巳=新たな命の誕生 田畑に植えられた作物が 母なる大地に育まれ すくすくと成長する季節。 私たちも 心の奥深くに宿る願いを 現実という表舞台へ 移す時が来ています。 天に向かう夏の植物は 添木を頼りに伸びていきます。 それは、沿う道によって 未来が分かれるということ。 揺るぎない信念とともに その道を選んでください。 絡まった糸を 放っておいてはいけません。 自分の望む

          【己巳】2024年5月の過ごし方

          新時代を強く、しなやかに生きていく「私」を楽しむための【算命学講座】(先行案内登録)

          その生き方は 本当に「自分らしい」ですか?「自分らしく生きる」「ありのままに生きる」という言葉が当たり前のように使われるようになった今、自分の内側と向き合おうとする人たちの姿を多く見るようになりました。 自分を知るための診断ツールがたくさん登場し、心地よく、楽しく生きるためのセミナーや講座なども人気を集めているようです。 自分にとっての心地よさ、楽しさを求めることは素晴らしいことです。その一方で、ある違和感を私は拭うことができずにいます。 それは、SNSやメディアで目に

          新時代を強く、しなやかに生きていく「私」を楽しむための【算命学講座】(先行案内登録)

          法に心なし

          「法廷に正解はない」 今期の朝ドラ『虎に翼』に出てきたセリフだ。 この言葉を聞いて、会社員時代に労働法規を勉強していた時のことが思い出された。 小難しい言い回しで書かれた法律をくる日もくる日も眺めているうちに、ふと思ったのだ。 法とはなんと無機質なのだろう、と。 ただこうである、という決め事が並ぶだけでそこに「心」は感じなかった。 解釈によって人を守ることもできれば、攻撃することもできる。 だから、誰が、どんな「心」で使うかが大事になる。 そう感じた。 そし

          【戊辰】2024年4月の過ごし方

          季節は爽やかな風吹く晴明となり 天地のエネルギーは「戊辰」に変わります。 戊=雄大にそびえる山岳 辰一万物の著しい成長 春の新芽が勢いよく伸びるように 私たちも大きく成長できるとき。 新しい夢や目標に向かい 自分に磨きをかけましょう。 生命力に溢れた春の山は 人々の心を惹きつけます。 内なる情熱に突き動かされ 登らずにはいられない そんな気持ちが 湧いてくるかもしれません。 遠くから眺めるとどっしりと構え 穏やかに見える山ですが 山頂までの道のりには 暗く陰る場

          【戊辰】2024年4月の過ごし方

          ラクに生きたいというのなら

          「何も考えず もっとラクに生きられたらいいのに」 と、つぶやいている人がいた。 なんだかしんどそうだ。 そもそも生きることって ラクじゃないよね。 大変なことはいっぱいある。 そういう仕組みなのね〜 と受け入れると案外ラクになるんだけどなぁ。 大変な人生をおもしろがろうよ✨ 「考える」って人に与えられた特権だよ。 たくさん考えたらいいじゃない💕 「ラクに生きる」を求めているうちは ラクにはなれない。 そんな気がする。

          ラクに生きたいというのなら

          フリーランスという生き方

          「なんで会社員を辞めてフリーランスになったの?」 と聞かれることがある。 新卒で地元の企業に18年勤めた。 そのまま定年までいることも…可能だったかもしれない。 けれど、拘束される時間、与えられる仕事、いただくお給料、それら全てが自分の望みからズレていた。(特に出産後ね) さらに、この先何年頑張っても、大組織のなかでその状況が改善されることはないことも悟った。 そんな「不満」が始まりだったかもしれない。 でもすぐには辞めなかった。 その会社での仕事をやり切った

          フリーランスという生き方

          神仏とのご縁を結ぶ

          毎月18日は観音様のご縁日 自分と向き合うひとときとして、この日にお参りするようになった。 この頃は 「日曜日しか休みがないのでご祈祷お願いできますか?」 という依頼もよくあるそうで。 「観音様を自分の予定に合わせようとするのでなく、観音様の予定に自分を合わせることからご縁は始まるのですよ」 とご住職はおっしゃった。 そうか…今の私たちは神仏までも自分の思い通りにしようとしているのかと、とても申し訳ない気持ちになった。 それでも今日も生かされている。 このご