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未来がわからないから、今を一所懸命生きるしかない。

インスタグラムを見ていたら、ある動画が流れてきた。
「人は1年にできることを大きく見積もり、20,30年でできることを小さく見積もっている」。

少し納得して励まされた。

響子は今年で30歳になる。
4回ほど転職して、再来年は彼氏に付いてベトナムへ行く予定だ。
自分探しする歳じゃないしね〜と最近母から電話があった。
自分のことが心配になった。

自分は何で生きていくんだろう?
何者でもない。何ができるわけでもない。
これといった資格もない。
稼ぐために必要なスキルってなんだろう?

短いスパンで住む場所が変わり、仕事が変わるから積み重ねてきた実感がない。
ただ、その時々でつけてきた力はある。
物事をやり遂げる力。
即時に対応する力。
どうにかしようと解決するための行動力。
物事を深く考える力。
改善のために提案する力。

資格はないけど、響子はいつも目の前にある仕事に向き合ってきた。
30歳手前で何も身につけられてない、、と悲観的になっても仕方ない。
1年をひとつのかたまりとして考えて、不安になってもしょうがない。
1年は1日1日の積み重ね。
10年はそのもっと多い積み重ね。
毎日を丁寧に真剣に生きていれば、きっと1年後は大丈夫になっている。

転職続きの響子を励ましてくれる本が「アルケミスト」だ。
仕事を投げ出したくなったとき、今の場所で一所懸命やれば次につながることを思い出させてくれる。
違うことをやっているようで人生はつながっている。
自分を生きていれば、場所は移り変わってもいい。
まだわからない何十年後かの自分のために、今日も1日を大切に生きる。

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