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向き合う会話相手は、まるっきり他人なのに、話が進むほど自分のことも見えてくる。

再び、初対面の相手に
一から自分のことを話す、ということがあった。
一対一の20分ほどのやり取りで、
もしかしたら自分を売り込む!という場面だったのかもしれない。
けれど、わたしはどうしてもうまく自分のことを
良く言えなかった。
良く見せようとか、わたしの最大の売りはこれです!!
とセールストーク出来なかった。
逆にマイナスだと思っているところをさらけ出した。
世間的にはもうすぐ40代・独身・子供なしは
肩身が狭く感じるしわたし自身も
なんだか大きな流れに乗り切れてない自分に嫌気が刺したりしたこともあった。
だけど、実は同じように感じてる人は他にもいるんじゃないか、
もしかしたら、わたしがそういうのを表に出すことで
悩む人の背中をそっと押すことができるのかもしれない、
そう思っていることを素直に話した。
少なくともわたしは、同じような立場の人が
同じように悩んでいると話をしてくれたら
「わたしだけではないんだ」と心強くなるし
「あなただけではないよ」と寄り添える。

割と体当たりな発言だったのだけど、
全く飾らず媚びずハッキリと自分の意見を言えたからか
相手の反応はとても好意的だった。

もう嫌だと思って隠したかった部分をさらけ出したら、
「嫌われる」なんて思い込んでいたけど
そんなことはなかった。

たっぷり聴いてくれた相手の姿勢で
こちらもリラックス出来たから、というのもあっただろう。

自分のことを見せたくなくて相手のことを知りたくなくて
どんどん苦しくなっていく過去のあの環境は一体何だったんだ、
というくらい拍子抜け。

だけど、人付き合いってこういう風に
さらけ出すところからがスタートなのかもしれない。

相手に響けばそのぶんだけ自分のことも見えてくる。
話すってこんなにパワーが湧き出す行為なのか。

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