目まぐるしい日々の中で

ホステスに復帰して、もう何ヶ月経っただろうか。
私の経歴をざっくり書き出してみる。

18歳で銀座のクラブに入店し、20歳で恵比寿のラウンジに移籍。
23歳だったか、24歳でまた銀座のクラブに戻り、2020年4月、銀座のクラブが一斉に営業を自粛。

コロナ禍になり、親孝行するチャンスが到来した時、一度実家に帰った。
そのタイミングで携帯電話のデータが全部消える。

2021年4月、27歳で恵比寿のラウンジに移籍。

去年、28歳だった私が元々居たクラブのオーナーママに戻ってきてほしいと声をかけてもらったのが2022年4月のこと。

年齢的にも、立場的にも、もはや長老として君臨していたラウンジを離れるべきか、今後の人生を考えながら、恵比寿のラウンジの社長に相談したところ、
「辞めてほしくないしお店としては手放すなんて考えたくないけど、個人的にね、京子が輝くのは銀座だと思うよ」とのこと。

なんと恵比寿のラウンジと書いているがそこも出戻り。
銀座のクラブも出戻りという異例の出戻り祭りをしながらも

ラウンジ業界との涙の別れを経験した。

銀座のクラブに戻ったのが2022年10月のこと。当時28歳。

自分の担当黒服が3月の私のバースデーの前にお店を辞めてしまう。
入店して7ヶ月でNo. 1をとる。

29歳になった私、思うところがあり、退店を決意。
オーナーに退店を伝えると二つ返事時でOK。

銀座のホステスという立場を通して、立派になりたい。

この仕事に真剣に取り組む上で
私が大事にしたいのは自分の心。生き方。

銀座で圧倒的に歴史も伝統も文化もあるお店のドアを叩いた。

そのお店のオーナーママが快くお話をしてくださるとのこと。

一時間ほど話をし、入店を決意。

今まで銀座で出会ってきた方とは全く違う何かを感じ、恋に落ちたような感覚になった。

4月17日が退店日だったので
4月18日から働けることを伝えると「是非」と。

それから約3ヶ月経った今、どうかというと。

とっても幸せです。

このブログは、今のお店で出会ったある素敵なお客さまの勧めで書くことになりました。
自分の気持ちを書き記すことは、自分を知れることだし、気持ちのいいことだ。

先日、生まれて初めて友人以外の大人の方にお手紙を書いてみた。

生まれて初めて万年筆を握った。

今のオーナーママには感謝の気持ちでいっぱいだったので、初万年筆はオーナーママへのお手紙を書いた。

2日くらいかかったけど、良い気持ちだ。
自分の気持ちをお手紙に乗せて、気持ちがよかった。

これを読んでいるあなたへ。
あなたにお手紙は書いても良いですか?

ホステスというお仕事は
毎日たくさんの人の心に触れながら
一般的な職業の方よりも直接ありがとうという機会が圧倒的に多いお仕事です。

自分の気持ちを、このブログを通して残していけたらいいな。
では、犬の散歩に行って、今日もお仕事に行ってきます。

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