kyoko_ikemura

ピアノ弾き&コンサート企画/目黒区で音楽教室http://musicolore…

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ピアノ弾き&コンサート企画/目黒区で音楽教室http://musicolore.comを経営/パリ国立高等音楽院ピアノ科卒ジュネーヴ音楽院大学院課程修了/現在フランス語通訳訓練中、インタビュー通訳が目標/長野県上田生まれ東京育ち/18歳から13年間パリへ留学&演奏活動

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    小学生時代の交換日記に始まり、いつも誰かに読んでもらいたくて人生を通して書き続けている日記。

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記事一覧

軽井沢へ

大変!気がついたら5月になっていました。 4月最終週はちょこっと一泊軽井沢へ行っていたこと、noteに書くのをすっかり忘れていました。4月半ばを過ぎた軽井沢はゴールデ…

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6日前
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残念な春

 それにしても今年の桜は、関東地方の特に私が活動しているエリアは残念至極…だった。 中目黒なんて開花前からお花見対策が始まっていて、たまに行くファーストフードは…

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3週間前
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フランスのラジオ番組を聞いて

Radio Classique という放送局のラジオ番組で流れたコンサートのライブ放送。演奏曲目と奏者の紹介をする番組の冒頭部分をトランスクリプトして、オンライン・フランス語講…

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3週間前
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何にでも効く薬

高校生の頃。 海外に留学することが決まると、高校受験前より親しくしていた同級生からお餞別として「何にでも効く薬」をもらった。彼女のお祖母様が数ヶ月に一度、日本橋…

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1か月前
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仏滅からの復活祭

 昨日ようやく桜の開花宣言が出され、近所の神社の桜も咲き始めた。 3月は盛りだくさんで忙しくて、今日ようやく全ての仕事や計画が終わり一息つける。掻い摘んでいくつか…

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1か月前
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飲んだら食べる

たまには飯テロ! 久しぶりに会う友人達と渋谷の居酒屋さんへ行って飲んだり食べたりして、ワイワイする会。まずは全員で1時間のビール飲み放題を注文。 ローストビーフ食…

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2か月前
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This is your last chance

指揮者の小澤征爾さんが亡くなり、それがきっかけで昔のインタビュー、追悼文、ドキュメンタリー番組、演奏動画などをたくさん見ました。 フランスのラジオ番組でも連日取…

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2か月前
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プルーストのマドレーヌ

気がつけばもう2月21日。あと1週間で3月。 今日は春のような陽気だけれど、週末は寒くなるみたい。 この3週間はあっという間だった。 まず最初の週末、旧知の友人たちが…

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2か月前
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お味噌の名前は

今朝昨日のお味噌には「音楽熟成味噌」のラベルを貼り、名前は普通のお味噌が「ジュピター」、白味噌は「お手をどうぞ」に決まりました。 早速ピアノの下に眠らせました……

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2か月前
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味噌づくり

今年も、同級生が開いてくれる味噌づくり教室でお味噌仕込みました。 去年と同じく材料にこだわった自然栽培の大豆を使ったお味噌、そして今年は白味噌も仕込みました。 …

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2か月前
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立春:今シーズン初の雪

雪、降ってきましたね。 今朝目が覚めた時 「ん?風向きが変わった」 と思い、調べると昨日2月4日が立春。方向だけでなく、空気自体の質が軽い。そう感じませんでした? …

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3か月前
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Ébène 新チェリスト決定のニュース

 昨夜、フランス最高…いや世界最高峰とも言われる(ジャパンアーツもそう書いているので)エベーヌ・カルテットに日本人チェリストの岡本侑也さんが迎えられることに決ま…

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3か月前
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ジョナタン・フルネルの魅力

 前回のエリザベート王妃国際コンクールピアノ部門で優勝したジョナタン・フルネルのリサイタルを聴きにミューザ川崎へ。 この日は「夜ピアノ」シリーズと言って、ミュー…

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3か月前
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ヴェルビエ・フェスティバル2024

1月15日に2024年版ヴェルビエ・フェスティバルのプログラムが発表されました。事前に出演アーティストの''若返り''が予告されていましたが、なるほど、数年前のプログラム…

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3か月前
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免疫細胞が戦闘力100になったブラームス

今年最初のサントリーホールは、読響×ヴァイグレ×Maoでブラームス2番でした。 ホール入り口で待ち合わせしていた鷲見先生に無事お会いできて、用意してくださったチケッ…

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3か月前
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2023年締めくくりますNo.3 TF1のニュース-スタインウェイ製ピアノの製造過程-書き起こし

今年も一年、できる範囲で続けてきたフランス語通訳トレーニング。医療関係を半年間勉強した後、文化(行政)、漫画文化、世界遺産、発酵食品と様々なテーマにチャレンジし…

kyoko_ikemura
4か月前
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軽井沢へ

大変!気がついたら5月になっていました。 4月最終週はちょこっと一泊軽井沢へ行っていたこと、noteに書くのをすっかり忘れていました。4月半ばを過ぎた軽井沢はゴールデンウィークの直前だったからか、思っていたより観光客が少なくて拍子抜けするほど。特に着いた日は雨だったせいもあり、いつもは芋洗い状態の星野温泉でさえガラガラで快適でした。広い露天風呂に一人浸かって、地中からこんこんと湧き出るパワーを吸収しました。 そして更に幸運だったのは、標高が高い軽井沢は長野県の中でも桜の開花が

残念な春

 それにしても今年の桜は、関東地方の特に私が活動しているエリアは残念至極…だった。 中目黒なんて開花前からお花見対策が始まっていて、たまに行くファーストフードはメニューを大幅に減らされてしまっていた。そしてほとんど咲いていないのに桜祭り開催。 カフェはお花見メニューで桜のカフェ、桜のパフェ、桜のカクテル、桜エビのパスタなど、春爛漫メニュー。 ようやく咲いたと思ったら連日の曇り空。曇り背景に白っぽいソメイヨシノの写真の映えなさと言ったら… そして一昨日の嵐のような強風と大雨で

フランスのラジオ番組を聞いて

Radio Classique という放送局のラジオ番組で流れたコンサートのライブ放送。演奏曲目と奏者の紹介をする番組の冒頭部分をトランスクリプトして、オンライン・フランス語講座の先生に添削してもらい、さらにそれをChat GPTに日本語訳させた(←ヒマ?) 変な単語のチョイスは大目に見るとしても、人間だったらまずやらない誤訳が幾つかある。こんな簡単なスピーチでこの精度では、やはり今の段階では機械翻訳の類はあまりアテにできないんじゃないかな。 それはさておき、南仏で開かれてい

何にでも効く薬

高校生の頃。 海外に留学することが決まると、高校受験前より親しくしていた同級生からお餞別として「何にでも効く薬」をもらった。彼女のお祖母様が数ヶ月に一度、日本橋の三越に早朝から何百人もの列に並んで買っていたそうだ。 ある日、詳しい原因は忘れたけれど食べたもののせいで夜中に発作が起きて吐き気が止まらなくなり、薬局や病院は開いていない、眠れない、水も飲めない、さて困ったという状況に陥った。 そう言えば!と、あの何にでも効くと言われた薬のことを思い出した。「ういろう」と書いてある。

仏滅からの復活祭

 昨日ようやく桜の開花宣言が出され、近所の神社の桜も咲き始めた。 3月は盛りだくさんで忙しくて、今日ようやく全ての仕事や計画が終わり一息つける。掻い摘んでいくつかの出来事を振り返っておこうかな。 まずはフルーティストの優しい友人が声をかけてくれて、珍しく埼玉県の某市でコンサートに出演した。コンサートはチケットを売るために宣伝をしなければいけないのが嫌で、もう一生出なくていいと思っていたのですが、この日は全く知らない土地なのに110人ものお客様が聞きに来てくださって嬉しかった。

飲んだら食べる

たまには飯テロ! 久しぶりに会う友人達と渋谷の居酒屋さんへ行って飲んだり食べたりして、ワイワイする会。まずは全員で1時間のビール飲み放題を注文。 ローストビーフ食べ放題なんかの“高額食材食べ放題系”は元を取る自信がないけれど、アルコール類の飲み放題系は負ける気がしない。 さて、お料理はまずお通しのクリームコロッケが運ばれて来た。わーい、お通しで揚げ物なんて最高! サクサクした衣の揚げたてコロッケはおかわり注文したいほど美味しい。 続いてお刺身盛り合わせ。 どんな店に行って

This is your last chance

指揮者の小澤征爾さんが亡くなり、それがきっかけで昔のインタビュー、追悼文、ドキュメンタリー番組、演奏動画などをたくさん見ました。 フランスのラジオ番組でも連日取り上げられていて、世界の音楽ファンにとっていかに特別な存在であったかを知りました。 サイトウキネンオーケストラの番組は大昔に見たことがありました。国際的に活躍している奏者達が、小澤征爾さんの呼びかけのもとに世界から集まりオーケストラを結成し、短期間だけれど白熱したリハーサルを行い松本で演奏会を開くというストーリーには、

プルーストのマドレーヌ

気がつけばもう2月21日。あと1週間で3月。 今日は春のような陽気だけれど、週末は寒くなるみたい。 この3週間はあっという間だった。 まず最初の週末、旧知の友人たちが九州で続けていた室内楽のコンサートを東京で初めて開くということで、オペラシティホールにお手伝いに駆けつけた。ピアノクインテットの編成で、前半がシューマン、後半はサン=サーンス。ピアノのあかねちゃんは大学の准教授を勤めながらお子さんがいて超多忙な中で、これほど負荷のかかるコンサートを準備して弾いてしまうなんて、凄す

お味噌の名前は

今朝昨日のお味噌には「音楽熟成味噌」のラベルを貼り、名前は普通のお味噌が「ジュピター」、白味噌は「お手をどうぞ」に決まりました。 早速ピアノの下に眠らせました…ピアノの音を聴いた酵母菌が良い仕事して、美味しくなりますように♪

味噌づくり

今年も、同級生が開いてくれる味噌づくり教室でお味噌仕込みました。 去年と同じく材料にこだわった自然栽培の大豆を使ったお味噌、そして今年は白味噌も仕込みました。 今は去年仕込んだお味噌を食べていますが、とても良いお味です。飛行機の機内食で出てくるミソスープがきっかけでお味噌汁が苦手になってしまったのですが、冷蔵庫にある具材でささっとお味噌汁や豚汁を作るようになりました。豆乳鍋などに少しお味噌を足しても美味しいですよね! お味噌を発酵させる環境として、防音室は一定の温度と湿度

立春:今シーズン初の雪

雪、降ってきましたね。 今朝目が覚めた時 「ん?風向きが変わった」 と思い、調べると昨日2月4日が立春。方向だけでなく、空気自体の質が軽い。そう感じませんでした? こんな雪の日に思いつくことでもないのだけれど、立春で世の中の風向きが変わったのかな、と。 メールを開くと、何度かご飯を食べに行ったことのある占星術家のカオリさんが毎週月曜日に配信しているメルマガにも、「2月は変え時祭り!」と書いてある。 そうだ、風向きが変わっている時に、便乗で色々変えると追い風が吹いて良いの

Ébène 新チェリスト決定のニュース

 昨夜、フランス最高…いや世界最高峰とも言われる(ジャパンアーツもそう書いているので)エベーヌ・カルテットに日本人チェリストの岡本侑也さんが迎えられることに決まったというニュースが、フランスと日本の両国で駆け巡りました。 去年の夏にはヴェルビエで別のチェリストの代演でお聴きして、メンバーチェンジに苦心されているお話も伺っていたので、その後どうなったかなぁ?と気になっていました。 エベーヌ・カルテットはブローニュ・ビヤンクールというパリ市郊外にある地方音楽院で知り合ったメンバー

ジョナタン・フルネルの魅力

 前回のエリザベート王妃国際コンクールピアノ部門で優勝したジョナタン・フルネルのリサイタルを聴きにミューザ川崎へ。 この日は「夜ピアノ」シリーズと言って、ミューザ川崎で5人のピアニストを同じ席できくことができるお得なセット券の第4夜だった。セットで買っていたお陰で、様々な面を持ちあわせた才能豊かなピアニストに出会えて、とても幸せだった。 16歳でパリ音楽院に入学、20歳でヴィオッティ優勝、27歳でエリザベート優勝。 このプロフィールから想像できるピアニスト像は、ほど良い年齢で

ヴェルビエ・フェスティバル2024

1月15日に2024年版ヴェルビエ・フェスティバルのプログラムが発表されました。事前に出演アーティストの''若返り''が予告されていましたが、なるほど、数年前のプログラムに名前を連ねていた(結局キャンセルになったりもしたけれど)大御所に代わって、若いアーティストの名前が目立ちます。 オープニング(07/19)はヴェルビエ祝祭オケとラトルの指揮でマーラーの3番。翌日から若手注目株のピアニスト達がソロと室内楽、そしてコンツェルトで登場します。ヴェルビエのスペシャリテと言えば、な

免疫細胞が戦闘力100になったブラームス

今年最初のサントリーホールは、読響×ヴァイグレ×Maoでブラームス2番でした。 ホール入り口で待ち合わせしていた鷲見先生に無事お会いできて、用意してくださったチケットを受け取り2階席へ。 有り難たいことに、真央君の音を聴くのであればベストポジションでした。 真央君は一昨日より更に凄まじい気迫で弾き始め、楽器も音楽も、完全に掌握して弾いていて「なんか今日はすごい…」と驚きながら聴いていました。 3楽章、4楽章はあらゆる賛辞も足りないほど素晴らしかったです。チェロの遠藤真理

2023年締めくくりますNo.3 TF1のニュース-スタインウェイ製ピアノの製造過程-書き起こし

今年も一年、できる範囲で続けてきたフランス語通訳トレーニング。医療関係を半年間勉強した後、文化(行政)、漫画文化、世界遺産、発酵食品と様々なテーマにチャレンジしました。最後のテーマだった発酵食品は、まるで高校の生物の授業に飛び入り参加したかと思うほど、知らない化学式のオンパレードで、ついには高校の参考書のコピーが授業で共有されました。  さて、2023年12月31日。今年最後の日は、つい1週間ほど前にフランスの民間テレビ局であるTF1のニュースで放映された、スタインウェイのピ