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和歌山刑務所矯正展と姫路少年刑務所の木工品の話

2024年10月5.6日開催の和歌山刑務所矯正展に行ってきた。受刑者の刑務作業作品の展示即売会で、和歌山だけでなく他地域の刑務作業品があり、木工、手芸、靴、紙、石(アクセサリーや数珠)金属加工品、石鹸など様々ある

話はズレるけど私は犯罪は犯してないけど、木工に出会えて歪んだ価値観が矯正されたし、家具職人への道に進んで助かっていると感じている、紙一重で健全な一般人をやらせてもらっている自分のこと含め犯罪心理学に興味を持ち知識を収集している私、

そのことについては過去にも記載している↓

実は矯正展は家具職人修業中に堺刑務所で開催された時以来なので20年以上振り、今回は理由もあって和歌山刑務所に行き、京都刑務所の和の色紙(折り紙)と大阪刑務所の布ポーチ、あとは外のバザーで地域の農産物や調味料などを購入。

和歌山刑務所矯正展に行った理由は、それこそ家具職人修業を経て見習いで働いていた頃、そう、1から仕上げまで自力で製作する日々で悩み泣きながら毎日失敗して反省を繰り返し、和歌山刑務所内の大きな造作家具を製作したのを強く覚えていて、

時折あの家具は今でも役割を果たしているのかな?と思い返すこともあり、木工でお世話になった方が和歌山に移住した際に刑務作業、受刑者の就職先の話などもしていたから調べたらタイミングよく矯正展が開催されると知り、私が作った家具が元気か確認したかったから。

どこに取り付けされているかわからないので当初プリズンツアーでないと工場で製作した約20年振りの再会ができないと思いこんでたけど、会場内にて出会うことが出来、

すぐにアレだ!っと記憶が直結して当時の未熟な私の姿も浮かび想いを馳せることが出来た!なんだか落ち込みがちなおばさんな私の現在が若かりし私に励まされた気がする…行って良かった!

話は矯正展の木工作品に移るけど、加古川刑務所や神戸、姫路少年刑務所などのチェストやチェアー、テーブル、トレイやプランター類の小物やパズル、木馬におもちゃなど展示即売されていて

刑務所にどんな木工機械があるのか想像しながら見ていたら、姫路少年刑務所では比較的糸鋸を使った子供向けのクラフトが多く見受け、

製作しているところを想像すると、木に触れて没頭して矯正に繋がることはもちろん、子供が使う想像ができたら尚更気持ちが回復することがあるのではないかと感じた。

偏った個人的思考だけど、モノづくりという作業療法は良い手段だし、理解ある職場で更生しながら仕事して喜ぶ人や助かる人の声や表情が作り手(ここでは少年たち)にわかるように届いたら、社会の居場所や、自分の存在価値を感じて前を向けるのではないかと思う、私は現状そんなキャパも器もなく未熟だなあ…と思う反面、灯はある

ちなみに、「第38回姫路矯正展」が10月19日(土)・20日(日)10時~16時※最終日の20日は15時まで姫路少年刑務所(姫路市岩端町438)で開催される、あいにく私は19日は建築学科の高校生と課外研修として寺社仏閣をめぐるので行けそうにないのが残念…


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