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コーヒーはムズカしい。

2022/1/13 銀座ロフトに出張コーヒーに来てる屋台屋珈琲ひばり屋に行ってきた。アダファームことアカチチNo.3を飲む。チョコレートみたいな味がした。


 朝からバレンタインのことを考えていた。チョコレートの祭典(2/14)に、チョコレートと共にチョコレートのような味がするコーヒーが楽しみたいなと、イベントごとに疎い中川ワニ珈琲なのに、ちょっと妄想してしまった。

もし、私が焙煎人ならそういう時期に、そういうものを作りたいと思うのではないか?と。今年から焙煎家になるための訓練という名の試練が待っているかも知れない身の上だけにいかに、いかに、心楽しく焙煎なるものと向き合うかを模索しているのである。

コーヒーはムズカしい。

この記録で私が、ずっといい続けていることである。お菓子作りや料理と異なり、調味料や、いろんな食素材がない。コーヒーは生豆という緑色の豆と焙煎機で焼いて仕上げるシンプルなものである。(今はあえて簡単な書き方です)甘くしたいからといって、砂糖をかけて(混ぜて)焼くものでもない。コーヒー豆そのものが持つ素材の味わいと焙煎調理テクニックで生み出すのである。

それをチョコレート?なんて簡単いって売られてるからびっくりである。

皆さんよく聞きませんか?〝まるでチョコレートのような味わい〟とやたらめったらブラジルの豆が代表格に上がっている。決してブラジルの豆だけがそうでもないし、絶対ブラジルの豆がそうだ!とも云い切る訳ではないが、そういう謳い文句が多いです。生豆の紹介でも、焙煎されたコーヒーでも。

私はブラジルの豆があまり好きではない。

焙煎されたコーヒーとしても苦手だし、焙煎するために仕込みのハンドピックもしかり、仕上げのハンドピックもどうも苦手で、できれば取り扱いたくない。見たくない(笑)
が、時々ワニさんが今回は美味しくて良い香りを生み出すブラジルの産地の豆だと、どうしても使うことがある。仕込みは私の仕事なので苦手を無視して一心不乱にハンドピックするが、これのどこがチョコレートだと思うが、なるほどなと思う時もある。

言わんとすることはわかるが、大国で大量生産されている背景を想像すると安価な豆として扱われる背景を尻目に、売られている値段はなんと高ろうか?と思うことしばし。

本当に美味しいということがコーヒーはとてもムズカしい。その一つの理由に、なんともいえないあの甘い果実の種子ならではの香りだ。飲んでもいないのに、香りを鼻で感じただけで、飲んだ気分に近しい錯覚ないし、飲みたい‼️という気持ちにさせるのだから困ったもんである。

元に戻り、今年のバレンタインはチョコレートを食べたような気分にさせるコーヒーを焼いてもらえませんか?とワニさんに提案してみようかと思うのだけれど…、それを伝えたら

「どうせななら、チョコレートに合うコーヒーが良いんじゃない?」

という気がする。ならば、ブラジルのピーベリーとエチオピアとグアテマラのピーベリーとルアンダを混合焙煎したらチョコレート食べた気分になるコーヒーになるかな?と投げかかてみるか???答えはどうなるでしょう。

私は焙煎家に向いているのだろうか?


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