放課後の子供部屋
チャラ男シリーズ#10
放課後、息子はよく友達を家に連れてきた。
男の子も女の子も関係なく、多い時には7,8人連れてくる。
係やクラブのことで集まって何かやるときもあれば、雨だったり暑さ寒さが厳しくて行くことろがないから集まることもある。
共働きも多く、家で友達と遊べないことが多い中、基本的にいつでもウェルカムな我が家は子供たちのシェルター的な場所になりつつあった。
ママ友の中には子供たちが来ることを敬遠する方もいる。
でも私は、子どもの交友関係がわかったり、家では見せない子供の一面が垣間見えたり、しっかり者の女の子から学校の情報が聞き出せたりと、収穫も多いのでむしろ楽しんでいる。
4年生くらいのときのこと。
ある日女の子が3人来て、男子は息子1人だった。
子供部屋に女の子がこもり、息子がドアの外に出され、部屋に入れず、ウロウロしていた。
私「なにしてるの??」
息子「あいつら、入れてくれないんだよ~内緒話しててさ」
ふ~ん。。。
あ、もしかして。ピンときた。
私「わかった!女子同士で誰が好きとかそんな話してるんでしょ」
息子「知らね。聞いても教えてくれないし」
しばらくして、部屋に入ることを許された息子と女の子たちが話している声が聞こえてくる。
お互い誰が好きなのかを聞きあっているもよう。
(やっぱりね~~~)
母、思わず耳ダンボ。
でもお互い恥ずかしいのか、なかなか言わない。
「お前から言えよ~!」
「アンタから言いなさいよ~!」合戦。
そしてここにいない友達の話を始めてしまった。
「○○は△△が好きなんだよ~」
「●●は▲▲だと思う。だってこの前手紙渡してたもん」
ほほえましいなぁ、もう~~
3年生くらいまでは「好きな子いるの?」と聞いたらすぐに教えてくれたけど、こうして親に言わないことがだんだん出てくるのよね。
これも成長の証。
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