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どんな呼吸をすればいい? / 瞑想会14日間チャレンジ 〜4日目〜

呼吸法っていろいろあるけど、どんな呼吸を意識したらいいのか?
鼻呼吸がうまくできなくって・・
なんて疑問を解決する呼吸の話。

結論としては、
「何でもいい」
ですw

決まった呼吸をすることが目的でもなければ、
無理に呼吸法をすることが目的なわけでもありません。

だから、
鼻呼吸を仕様が口呼吸をしようが、
呼吸がゆっくりでも、早くても、

呼吸が深かくても、浅くても、

何でもいいのです。

瞑想をやっていると、
「呼吸が難しくって・・」
って方が時々います。

これも日本人の陥りがちなところ。
「完璧な正解を選択したがる」

いわゆる「完璧主義」。

これは、理想を求めていることから起こってきます。
「理想」という「幻想」であり、「空想」を。

もちろん、理想を描くことが悪いとかではありませんよ。
※そもそも二元論で考えるところではない。

「瞑想の本質」
に立ち返ってみてください。

■瞑想の本質は『今ここに集中する』こと

「何かを求めている」状態のときに意識はどこを向いていますか?

多くの場合は「未来」に意識が向いていると思います。

例えば・・・

コロナ禍で仕事も減ったし、緊急事態宣言解除も延期になりそうだし、この先どうしたらいいんだろう・・
生活していけるかな・・

明らかに未来の生活や仕事のことを考えている状態。

あるいは、

今までうまく行っていたのにコロナなんかのせいでこんな事になってしまってこれからどうしたらいいんだろう・・・

未来とも言えるし、「過去」に意識が向いているとも言えますよね。
ネガティブな思考というのは、必ず「過去」「未来」という、今以外の時間軸に意識が向くことで起こってきます。

「求めている状態」というのは、今に存在していない”何か”を求めている状態とも言えます。

つまり、

正しい呼吸をしなきゃいけない

というのも、「正しい呼吸があるんじゃないか」と求めている状態によって創り出されるということです。


■今ここに集中するための呼吸法

基本は「腹式呼吸」を意識してください。

腹式呼吸のポイントは2つ、

1.吸う息でお腹が膨らむ
2.吐く息でお腹が引っ込む

ということ。
更に付け加えるとすると

3.鼻から吸って鼻から吐く
4.吐く息が長い
5.吸う息は自然に入ってくるように

といったところ。

なぜ腹式呼吸がいいかというと、
呼吸をする度に肺を動かしている横隔膜という筋肉があります。
この筋肉はちょうど肺の真下に位置しており、

肺がめいいっぱい膨らむことで上からの圧力がかかり下へと押し出されていきます。
その際に、腹部の臓器を押すことでお腹が膨らむといった仕組みです。

その際にセロトニン(幸せホルモンとも呼ばれる)の分泌が活性化するといった反応も起こります。

このセロトニンはノルアドレナリンやドーパミンといったホルモンを抑制してくれる働きがあります。
なので、興奮状態を沈め交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスを整える作用があります。

これが「腹式呼吸で副交感神経が働く」と言われる理由の1つです。

ただし、セロトニンなどのホルモンの分泌には、呼吸だけでなく栄養状態や日照も関連してくるので「心が安定しない」なんて方は、食事や生活を見直す必要もあります。

では、実際にどのくらいの時間吐いて吸えばいいのか?
あくまで一例ですが、

①8〜10秒かけて吐く
②3〜5秒で吸う

これがきついという方は、なるべく自分が楽な呼吸をしてあげれば大丈夫です。

あくまでも、今ここに集中して、呼吸を感じることの方が大事なので、

深い呼吸をするのが苦しいということであれば、
その感覚を感じてください。

そして、無理をしないこと。
自然体であり、ニュートラルな状態が理想です。

何も求めず、何も判断せずに、『今』この瞬間を感じることが瞑想なのです。

■結論

自然体でラクな呼吸をすればいい。
そしてそれは感じることが大事。

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