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【活動報告28 Ron & f ペアリングディナー】

2023年6月21日(水)
福岡県北九州市小倉北区にある
Bistro Chinese RON(ビストロチャイニーズ ロン、中華料理)様にて、
「第19回 ペアリングディナー」を開催致しました。

毎月、定期的に開催させて頂いているイベントです。

入江シェフの「ココロとカラダを元気にする中華料理」のコースに、
お飲み物はワインを中心に日本酒、クラフトビール1種をセレクトしてペアリングさせて頂きました。


当日のお飲み物

【第19回目のお料理とお飲み物】

豚肉 茄子
NV Rose Grand Cru - Champagne Henriet Bazin

「豚肉 茄子」
豚肉と揚げ茄子(豚肉の下)を醤油ベースの甘味とコクのあるソースで召し上がって頂きました。アクセントに、ニンニクのチップの香ばしい風味が加わります。

お飲み物は、乾杯もかねて「NV ロゼ グラン・クリュ - シャンパーニュ アンリエ・バザン」をご用意しました。

鮮やかな色合いのシャンパーニュは、やはり乾杯にピッタリで気分を盛り上げてくれます。
またお料理のソースとの相性も考え、ロゼで果実味のコクがあるものを選びました。ニンニクのチップの風味も受け止め、一皿目の余韻を爽やかに仕上げてくれます。


豆腐干 渡り蟹
産土 山田錦 生酒 - 花の香酒造

「豆腐干 渡り蟹」
豆腐干(とうふかん)とは、豆腐を脱水して、圧縮して麺状にカットしたものです。低糖質で高タンパクなヘルシー食材です。見た目はパスタのようです。
それを少し山椒風味に効いた抹茶ソースと渡り蟹と和えて、冷前菜としてご用意しました。

お飲み物は、「産土 山田錦 生酒 - 花の香酒造」を合わせました。

熊本県の日本酒で、やや発泡性があり、味わいは洋梨のようなフルーティーさがあり、とろみを感じさせる口当たりの良い日本酒です。
やはり、抹茶や渡り蟹のミソなどと相性が良く、またアルコール度数13%のため、飲み心地も従来の日本酒より優しく親しみやすいです。

鱧 梅肉
2020 Marani Orange - Winery Bediani

「鱧 梅肉」
次は、鱧を梅のソースでシンプルに楽しむ一皿です。ピーナッツオイルを使用し、梅の爽やかさに、ナッツの香ばしさ、やわらかい甘味が加わり、鱧の味わいをより引き立ててくれます。

お飲み物は、ジョージアのオレンジワインをご用意しました。

「2020 マラニ オレンジ - ワイナリー ベディアニ」は、ジョージアのカヘティ地方(東部、内陸側)で造られ、クヴェヴリ(陶器の大きな壺)を使ってつくるという特徴があります。クヴェヴリの中に、ブドウの果汁だけでなく果皮などの一緒に入れて造られます。

こうしたワインは、シンプルに親しみやすいクリアーな味わいから、スパイス感やドライフルーツのようなニュアンスが感じられる個性的で深い味わいのタイプまで様々あります。
オレンジワインと呼ばれますが、ジョージアでは「アンバーワイン」とも呼ばれます。

当日、ご用意したジョージアワインは、色合いもさほど濃くなく、香りにはややスパイスの清涼感が感じられます。飲み心地は爽やかな辛口白ワインに近く、オレンジワイン入門者にも親しみやすい味わいのものをセレクトしました。
余韻の紅茶フレーバー、オレンジワインらしい旨味、ほろ苦味は、梅肉の酸味とオイルのコクとともに鱧の味わいに寄り添うようにイメージしました。


春巻き


伽羅 - コエドブルワリー

「春巻き」
ペアリングディナーで定番料理となっている春巻き、今回はお客様に事前に春巻きの具材を知らせずに召し上がって頂きました。
春巻きの中身を当ててもらおうというシェフの遊び心から実施させて頂き、ゲーム感覚で大変盛り上がりました。

正解は、「豚足」と「バナナ」でした。
「バナナだ!」と気づくのが早いお客様もいらっしゃいましたが、「豚足」はなかなか難しかったようです。しかし、皆様、いろいろ考えがら、美味しく楽しいお時間になったのではないかと思います。・

お飲み物は、「伽羅 - コエドブルワリー」というクラフトビールを合わせました。
インディアン・ペール・ラガーというタイプで、フルーティーさもありますが、飲み口は爽快で、余韻の苦味と香ばしさが心地良いビールです。

春巻きの香ばしさ、具材にバナナも使っていましたので、ややフルーティーさのあるビールを合わせました。

車海老 レモン
2020 Petit Chablis - Moreau-Naudet

「車海老 レモン」
車海老は揚げて、たっぷりのレモンソースとともに召し上がって頂く、爽やかなお料理でした。車海老はお好きな方も多く、気分も盛り上がります。

お飲み物は、「2020 プティ シャブリ - モロー・ノーデ」というフランスの辛口白ワインです。

シャブリと聞いてイメージするスッキリとした酸味に加えて、まろやかな果実味を感じさせる味わいの白ワインです。車海老の旨味とレモンの爽やかさをイメージしてご用意しました。

牛肉 苦瓜
2008 Rioja 10 Anos Despues - Valenciso

「牛肉 苦瓜」
メインのお肉料理は、青椒肉絲をアレンジして、お肉を牛肉にして、ピーマンの代わりに苦瓜(ニガウリ、ゴーヤ)を使ったお肉料理です。

苦瓜の苦味を和らげるために甘く味付けされた胡桃も加えています。苦瓜の苦味は優しく、ちょうど良い苦味で良いアクセントになっていました。

お飲み物は、「2008 リオハ ディエス アニョス デスプエス - ヴァンレンシソ」というスペインの熟成した赤ワインをご用意しました。

お肉料理は、全体的にまろやかなお肉やオイスターソースの旨味とコクが中心の味わいでした。そのため、熟成しまろやかな味わいで、タンニンも滑らかになっている赤ワインとともに召し上がって頂きました。


麻婆豆腐
Black Jack - 寒北斗

「麻婆豆腐」
締めのご飯は、麻婆豆腐と卵炒飯でした。辛味の効いた麻婆豆腐を最初に召し上がって頂き、後はお好みで卵炒飯にかけて召し上がって頂きました。やはり熱々の麻婆豆腐は香りも良く食欲をそそります。

お飲み物は、「Black Jack - 寒北斗」という辛口の福岡県の日本酒をご用意しました。

辛口のその先をテーマにつくられた日本酒はキレが良く、一通りお料理を食べて飲んだ後でもスイスイと飲みやすい味わいです。また、麻婆豆腐の辛味がキレの良い日本酒で爽やかな余韻になるように考えました。

マンゴー

「マンゴー」
デザートは、マンゴーのクレープでした。クリームの甘味は優しく、皆様、デザートは別腹という感じで、しっかり召し上がって頂きました。
また麻婆豆腐の後でしたので、口の中の癒しにもなったのではないかと思います。

こちらは、ライチ風味の中国茶とともに召し上がって頂き、会の余韻に浸って頂けるようにイメージしました。

入江シェフ(右)、ソムリエ塚里(左)

ご参加頂いた皆様、ロン様、ありがとうございました。

引き続き、Bistro Chinese RON様でしか味わえない
特別な時間になるように引き続き頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願い致します。

次回以降の日程のご案内です。

「第 20回 Ron & f ペアリングディナー」

いよいよ第20回目となりました。
蓄積してきた経験をもとにドリンクセレクトを次回も頑張りたいと思います。

日時:2023年7月19日(水)
   19時スタート
会費:¥22,000(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン


「初開催! Ron & f ビアフェスタ」

第21回目のRon & f イベントは、今回はビールをテーマにし、
普段より気軽にお楽しみ頂ける内容で開催致します。

やはり「夏」は「ビール」が飲みたくなりますよね!

入江シェフのビールがすすむ中華料理に、
今回はクラフトビール(6種予定)とドラゴンハイボールを心ゆくまで
お楽しみ頂きます。

日時:2023年8月23日(水)
   19時スタート
会費:¥16,500(お料理代、お飲み物代、税込)
会場:ビストロチャイニーズ ロン
※仕入れ状況などにより、ビールの種類は変更になる場合がございます。

まだどちらの日程もお席のご用意ができます。
ご予約は先着順とさせて頂いております。ご了承くださいませ。
ご予約が4名様となった時点で開催致します。
お一人様でのご予約も大歓迎です。

また、ご予約や内容についてのお問い合わせは、Bistro Chinese RON様、
または塚里にご連絡下さい。

皆様のご参加を是非お待ちしております。

f 代表
塚里恭平
ワインを日常に🍷

ビストロチャイニーズ ロン
Bistro Chinese RON
https://bistrochinese-ron.jp


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