キューブに誘われ「創出」の旅に出よう~アメリカ パビリオン~
万博パビリオンの歩き方、今日はついに超大国・アメリカの登場です。万博会場のメインゲート前の「一等地」に建設予定のアメリカ館。テーマは「Imagine What We Can Create Together(共に創出できることを想像しよう)」。(冒頭の画像©Trahan Architects)
人々の交流や協力を促し、持続可能な社会に向けてアメリカも一緒に取り組んでいく、ということを示すテーマだそう。展示エリアは5つに分けられており、来場者は映像や音楽などを通して「アメリカ探検」をしながら、アメリカが進める宇宙探査や教育といったさまざまな取り組みを学ぶことができます。
パビリオンの特徴は何と言っても、入るとすぐに目に飛び込んでくる巨大な光るキューブ。三角形の木造建物2棟の間に浮き上がるように設置されています。入り口の壁面にはアメリカの峡谷や町並み、観光名所が映し出され、さっそく来場者を探検にいざないます。
キューブの下をくぐり抜けると中庭「アメリカンガーデン」にたどり着きます。中庭にはアメリカ原産の草花が生い茂っており、散策しながらアメリカの雄大な自然を感じることができます。
またパビリオン内のレストランでは、旅行気分を味わえるメニューが目白押し。アメリカ南部のスタイルで楽しむバーベキューや、シカゴ風のホットドッグ、こってり濃厚なニューヨークチーズケーキ…。観光客にも大人気のグルメが待ち受けています。
肝心の詳しい展示内容については「まだ内緒」(政府広報担当官)。今年の秋ごろには明らかになる予定で、エマニュエル駐日アメリカ大使は「来場者が、人類の英知を前進させる未来を思い描けるような場所を提供する」と話しています。(伊)