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広報をやりたいスタートアップがまずやった方がいいことは?

さて、3択です。

どうやら周りのスタートアップはForbesとかTechCrunchとかBridgeとかに記事が出ててかっこいいし、バズってるし、注目されてるし、資金調達してるし、あんな風に記事で紹介たい!もっとうちの会社も知ってもらいたい!それには、どうやら広報とかいうのが必要らしい。ただ待っていて取材がくるケースは多くないらしい。

そう思った時にまずは何をするのがいいかというクイズです。

・PR TIMESのようなプレスリリース配信サービスでプレスリリースを配信する
・社員を広報担当に任命する
・こうなりたいと思う憧れの会社の記事と広報(コミュニケーション)活動を時系列で調べる

考えましたか?

答えはこの下に。

答えは3の「こうなりたいと思う憧れの会社の記事と広報活動を時系列で調べる」です。

大抵の場合、会社が有名になってからと、なる前では異なる活動をしています。その会社が小さかった時に何をどうやってそのすごい状態になっていったのかを調べてみることが大事。一番大事なのは、「どうやって有名になったのか」「どうやって支持されるようになったのか」を調べることです。(あ、中の人から教えてもらえるツテがあれば、直接色々聞くのもアリだと思います)

よく調べずに、有名企業が有名になってからやっていることを猿真似すると失敗してしまいます。弱者はいきなり強者の戦略は取れないのです。

それを踏まえた上で、プレスリリース配信サービスのようなツールを活用したり、社員にその役割を割り当てたりすることになります。他の選択肢も活動としてはあっているのですが、一番最初にやることではないんじゃないかと。

以下モデルケースです。必ずしも全部の会社に当てはまるわけではないので、あくまでも参考ということで。憧れの会社の活動を参考に、自社に合わせた活動計画をぜひ作って見てください。

レベル1:(スタートアップの社長、役員が自力でやる)

・業界の著名人にチラ見せ、拡散(拡散力のある著名人はメディア以上に力を持つことも)
・小規模イベント、社内にファンに来てもらう、小規模を繰り返し、その顔ぶれ、集まり具合で次の手を打つ
・CEO、COO直下で実施
・理念を繰り返し述べる
・気軽にイベント登壇
・ユーザーにならない人でも拡散してくれる人を大事にする
・載りたいメディアのリスト化、個別のご連絡
・小規模または個人のPRコンサルタントにアドバイスをもらう

レベル2:(担当者が動く、担当者を育てる)

・記者向け説明会実施
・活動に計画性、定期的な情報発信、こちらから取材をお願いする
・コミュニケーション担当者選定
・PR会社契約(担当者と一緒にチームで動いてもらいます)
・ユニークなイベント、発表を実施(注目度が低いタイミングでは、ある程度ユニークなことをする方が注目してもらいやすくなります)

レベル3:(ある程度資金を投入して拡大する)

・経験のあるコミュニケーション戦略の担当を採用
・広告も含めたコミュニケーション戦略策定
・印象に残る大規模イベントを開催
・広告代理店やイベント会社の力を借りる

レベル 4:(チームを作る、ルーティーン化して回す、リスク管理を考える)

・メディアトレーニング(取材に対応する、会見で話すときの心得、お作法を学び、練習し、習得します)受講
・危機管理アドバイザーと契約(注目されてくると炎上リスクも増加します)
・コミュニケーション部の部員の拡充、教育(チームとして動けるようにしていきます)
・・・

業種・業態による違いや会社ごとの戦略の違いもあり、必ずしも当てはまるわけではないかもしれませんが、少しでも参考になれば幸いです。

最後に、弊社ではTechベンチャー企業の広報を一緒に支援してくださる方を求めています。ご興味を持ってくださった方はお気軽にご連絡ください!

*本内容は、広報マーケアドベントカレンダー2018の12月2日分の記事に加筆修正をし、再録したものです。


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