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<第118回> 第一志望の企業に入れそうにないため、経験を積んで5年後に再挑戦しようと思うのですが…


こんにちは、安斎響市です。

今日いただいた質問は、下記のようなものです。


安斎さんの書籍とnoteを参考にして、転職を目指している30歳地方公務員です。 開始当初は書類に落ちまくり、ボロボロだったものの、安斎さんのnoteを参考にした結果少しずつ書類に通り、面接に呼ばれるようになってきました。
ただ、自分の1番行きたい業界のプライム上場企業は、ある程度の実務経験を求める求人ばかりで、なかなか書類に通りません (求人のタイミングの問題なのかもしれませんが…)。

そこで、現時点で選考が進んでる自分が行きたいと思える企業 (非上場かつ自分の行きたい業界と若干異なりますが、福利厚生や勤務地が魅力的) に内定をもらえるように頑張って、そこで実務経験を積み、5年間は頑張った後、自分の行きたい業界へ転職をしようかと考えているのですが、このような考え方についてどう思われますか? 現実的でしょうか? (ちなみに、職種はコーポレート部門です)。

 

※この週刊連載「安斎響市の転職相談室」(毎週土曜日更新)は、マシュマロというツールで募集した匿名の質問に対して、安斎響市が、徹底的に真面目に答えていくという企画です。

転職活動の心構えやテクニック、面接や企業選びの具体的な対策方法などについて、毎週1問、このnote記事で徹底解説していきます。

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過去に答えた質問の一覧は、
こちらから



note, 書籍を読んでいただき、ありがとうございます。とりあえず、面接には呼ばれるようになって一歩前進しているということで、良かったです。



公務員の転職については、別の記事に書いているので、そちらも読んでみてください。



さて、今日の質問、色々と書いてありますが、要するに、「第一志望のA社は今の自分には入社できそうにないので、とりあえず条件の合いそうなB社に入社して、5年間の実務経験を積んでから再度A社を狙いたい」という転職の流れが現実的かどうか? という話ですね。

現実的かどうか? と言われると、たぶん、現実的ではないです。

「入りたい会社」と、「入れる会社」はちがう


ポイントはいくつかあるんですが、まず、大前提として、入りたい会社に希望通りに入れるなら、誰も苦労しないということです。

入りたい会社と、現実的に入れる会社はちがいます。

私自身も、過去に、本気で入社したいと思った会社にそのまますんなり入社できたことって、ほとんどなかった気がします。

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