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AI考察

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美大生にとっての生成AIの話

※当記事では生成AIの是非(適法性/違法性)について言及しない。

かつてはコップに入った猫を「猫である」と判断できなかったAIが、本格的に絵という分野に進出してから数年が経った。
初めこそよくわからない抽象画のような風景やラーメンを手づかみで啜る樋口円香を笑っていた私達に、現在の混沌とした状況は想像できただろうか。

よりにもよって、そんな絵という分野の過渡期に美術大学のデザイン科に進学を決めて

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絵師の立場から言いたい「反AI」の人の態度について

2024/3/5 最後に追記をしました。

こんにちは、この記事では「絵師の立場から反AI活動をしてる人(の中で特に先鋭化した人達)へ言いたいこと」をつらつらと書いていきます。
「反AIはもう負け戦」「しかし反AIはある意味勝っている」そんな話です。
最近の生成AI関連の話題に関して、AI推進派の人にもAI反対派の人にも両方に読んでもらえたら幸いです。

誰に向けた記事か?

最近の生成AIに関し

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パブコメから見えた反AIの残念な思想

「AIと著作権に関する考え方について(素案)」に関するパブリックコメントの結果について
という題名のpdfファイルが文化庁から出されました。
94011401_01.pdf (bunka.go.jp) 

これについて色々と言われてるわけですが…。
反AIからの論というのが極めてお粗末であるということです。
まず第一に、なぜ最初パブリックコメントの募集の話が挙がった時に、
「様式なんてどうでもいい

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創作はAIによってセンスがあるやつしか勝てなくなる【最強のイラスト上達法を考えてみたvol.2】

創作はAIによってセンスがあるやつしか勝てなくなる【最強のイラスト上達法を考えてみたvol.2】

この記事は以下の記事の続きですが、この記事からでも十分楽しむことができます。

【前回のあらすじ】

僕は絵が下手な大学生。
様々なイラスト上達法を試しては三日坊主になってしまいます。
自分にぴったりなイラスト上達法を探すよりも、
僕にあったイラスト上達法を自分で作った方が早いのでは?

そこで新しく自分で作ろうと思いました。
まず手始めに巷に溢れるイラスト上達法の不満を整理して書き出してみました

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