オンラインでも心を開くことができるようになろう。

私の会社ではコロナ対応でテレワーク推奨となっており、出勤率を3割以下にするという努力目標が設定されています。

一方で、1on1を会社施策として導入しており、月に2回、各回15分以上というのが実施目標として決められています。私は今年から管理職になったこともあり、毎週1時間1on1の時間を確保してもらっています。

1on1は業務相談ではなく、部下主体の時間という考え方があるものの、私はあまり明確に進め方を決めていないので、業務相談半分、雑談半分で進めています。

できるだけ面直で1on1したいと思いつつ、そのための出社指示というのも気が引けますので、オンライン1on1もそれなりの回数あります。

それでも結構話してくれる人もいますし、話が盛り上がることもあります。
しかし、部下にもいろいろなキャラクターがあり、難しさを最近感じます。

部下のうちの一人は、家のインターネット環境が良くないということで、毎日出社しています。出社理由がインターネット環境なので、出社してもオフィスには来ず、会社に設置されている個人作業スペース(自習スペースのようなもの)で毎日仕事をしています。

個人作業スペースは数人分あるものの、出社率が低いことでいつもその人の貸し切りになっています。
その部下と1on1するときは、私がその作業スペースに出向いて、横に座って話すようにしています。

その部下にとって、個人作業スペースはもはや自分の場所になっているので、私がそこに「お邪魔します」という感じで行くことで(実際そのように言いながら行くことが多い)、部下のペースになり、相手から話してくれることが多くなっていました。これはこれでうまくいっていたのかなと思っていました。

ところが、先日は私がテレワークにした日と被っていたので、はじめてのオンライン1on1でした。なかなかきつかったです。

つないだ瞬間から不機嫌な声で「お疲れ様です(怒)」みたいに入ってきたので「これはまずい・・・」と思っていたら、やはり終始そんな感じでした。
私が「負荷はどうですか」とか「~~の件はその後困ったこと起こってないですが」とか聞いても「まあ、大丈夫なわけではないですけど何とかしますから」とか、「やることはいっぱいあるので暇ではないです」とか、なかなか会話が続かない。
とはいえ、こちらがあきらめたトーンになると「そんなんなら1on1なんて迷惑なのでやめてください」と言いそうな雰囲気があるので、とにかく聞き続けました。本当に心が折れそうになりました。

きっとその日は嫌なことがあったり、私との1on1の時間までに作業が終わってなかったのに中断せざるを得ないのが嫌だったのだろうと思います。

いつもなら、私が個人作業スペースにお邪魔して、まだ部下が作業しているようなら「いいよ、終わるまで待ってるから」と言って横でしばらく待ちます。15分くらい待つこともあります。

しばらく待って、「お待たせしました」と言われたら、「大変だったね、どういうことが起こったの?」と聞くと、色々饒舌に話してくれる、という感じでした。

それがオンライン1on1だと時間になると強制的に開始になるので、邪魔された気になっているのだろうと思います。とにかく、自分のペースを乱されるのを極端に嫌うキャラクターなので、こういうときが一番良くない。

やはり、1on1の日に部下が出社予定なら私も出社せねばいけないな、というのが一つの反省。

でも、これからオンライン会議も当たり前になる世の中になります。
その時に面直じゃないとコミュニケーションが成立しないような人材は生き残っていけるのでしょうか
管理者としては、オンラインでも相手の気持ちを感じられるようにならねばいけない
そして、チームメンバーとしては、オンラインでも心を開いて伝える努力をしなければいけないし、自分がその前後もしくはその瞬間に何をしていようと、オンラインでつながっているときは相手に集中しなければいけない

もちろんこのようなことをそのまま部下に伝えるわけにはいかないので、文化を変えていくために私が努力するのが先なのは間違いないです。

私が心が折れて、オンライン1on1で雑な態度を取ったら終わりです

まずは自分がこの状況に慣れるように頑張ります。



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