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わたしの旅の理想(フィンランド / エストニア旅行記 その6)


その5はこちら↓



7月21日(成田空港→羽田空港→出雲空港)

昼すぎに成田空港に到着。そういえばめちゃくちゃ機内で寝れた。イスに座る体勢で寝るのが苦手な私にとって、これは衝撃的な出来事だった。首まくらも苦手だし。

そこで機内に持ちこんだものを軽くおさらいする。

濡れマスク、ホットアイマスク、龍角散に効果があった気がする。

機内の乾燥は砂漠並みと聞いていたので、13時間の砂漠フライトをどう対策するか悩んでいた。

まず、候補にあがっていたのは魔法瓶。

魔法瓶を持っていれば、機内でお湯を飲みつつ、旅中も飲料代を節約できる。そう思っていたが、バックパッカーにとって魔法瓶はデカいし重い。

旅へ向かう数日前、JALのCAさんが濡れマスクを持ちこんでいるという情報をキャッチしたので、魔法瓶は買わず、濡れマスクで乾燥対策することに。

濡れマスクのなにがよかったのかというと、トイレに行かなくて済んだこと。お湯を飲んで乾燥対策すると、たぶんめちゃトイレ行ってた。離陸・着陸時に龍角散をなめて、ホットアイマスクで目を温めてたおかげで見事にぐっすり。

旅中も飲料は、ペットボトルを洗って代用。魔法瓶だけはどうしようかギリギリまで悩んでいたけど、マジで魔法瓶買わなくてよかった!

***

成田から羽田に移動するために電車に乗る。日本は暑いよなあ〜と思いながら帰ってきたが、電車内のエアコンが寒すぎる。北欧より寒い。あと当たり前だが電車内は海外の人がたくさんいる。ヴァンター空港からヘルシンキ中央駅に向かう電車より、断然多い。日本に帰ってきたが、海外みを感じてちょっとびびる。

『羽田空港行きの改札はこちらです』とデカデカ書かれた案内板、『脱毛でキレイになろう』と急かす電車内の美容系広告、窓から見えるぎちぎちに建てられた住宅。モサモサと生えて散らかっている山々。ていねいで長いアナウンス。

シンプルイズベストを貫く北欧から帰ってくると、これらの日本の景色にちょっとびっくりするが、これが私が育ってきた国であり、文化である。



まとめ

・思ってたより治安いい
電車、バス、トラム、ほぼ時間どおりくる。横断歩道で道ゆずってくれる。人々はフレンドリーというより、シンプルなやさしさを提供してくれる。だから強引な客引きもない。スリ対策を万全にしていったが、途中からもうスマホはポケットにしまっていた。スマホストラップが不要だった。タンペレ宿泊に関しては南京錠すら要らないかもと思ったくらい。

・思ってたよりヨーロッパのはしっこ
多民族イェ〜イ!という雰囲気があまりない。白人多数で、観光客も思ってたより少ない。なのでたくさんの現地人を見れたような気がする。だからショッピングモールのベンチに座って人間観察をするだけでもたのしかった(ちときもいな)。

・思ってたよりカード社会
フィンランドはカード社会だが『強いて使うならトイレとコインロッカー』という情報は聞いていた。しかしヘルシンキ中央駅はトイレもロッカーもカードで支払いできた。というかカードしか使えない。いったいどこで現金使うのか。100ユーロくらいは現金持って行ったほうがいいかな、とギリギリまで悩んでいたが、まじで持っていかなくてよかった。

せっかくなので駅の有料トイレを体験してみた


上に書いてあることのように、思ってたよりびっくりしたことは多々あるが、飛び抜けて価値観が変わるようなことはなかった。

だれかにとっては寒気がするほど静かで、街もコンパクトで、インフラも気持ちいいくらい整いすぎている。刺激がほしい人にとっては物足りないくらいかもしれない。

だけど私にとっては、脳みそがパンクしそうなほど刺激的な毎日だった。

目的地までの模索。食料の調達。カタコト英語でのコミュニケーション。キックボードで走ったローカル道路。紙の広告も改札もない駅。あつあつサウナ。ブラックソーセージ。ビール。巨大カフェラテ。イケメンミリタリーポリス。語りきれないくらいのいろんな出会いと景色。ひとりで考え、ひとりで行動した。全部全部刺激的すぎた。これといって日常と変わらないことをしたが、まるで修学旅行の自主行動みたいに、わからないことであふれていた。でもそれが私の理想の旅のスタイルだった。

<完>


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そして後日、改めて『準備したこと』と、『持っていったもの』をまとめて、女子ひとり旅の参考になるnoteを書こうと思ってます!!


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