最近の記事

レコード送り合い遊び

随分と久しぶりのエントリーになってしまった。 書きたいことはたくさん溜まっているので、ゆっくりいろいろ書きます。 さて今回は最近たまーに友達とやる遊びについて書きたい。 それは「友達と互いにレコードをジャケットだけで一枚選んで送り合う」というものである。 昨年末に7インチのレコードをいただいた。 いただいたからには聞きたいなと思い、レコードプレイヤーを購入した。 初めてレコードを再生して驚いた。 音が丸い…。そしてなんかめっちゃ楽しい…。 サブスク世代(なーんつって、小中

    • 【2022年の五悦七味三会を振り返る13】

      前回の記事から随分と時間が空いてしまった。 文章を書いていなかったわけではない。 日記は毎日書いているし、とても公開はできない日々の「心の動き」をPCのメモにまとめてもいる。 ただ「noteという媒体に書く」という習慣を少し失っただけである。 今日からまた戻していけばいい。 …ま、完全に言い訳である。 さて、今回はそんな習慣の話をしようかなと思う。 習慣の力というのは強大である。 七味その⑦:久しぶりに食べた母のキッシュ 世の中にはたくさんの習慣がある。 毎朝早くに起き

      • 「面白いフォルム・面白くないフォルム」の話

        フォルムの話をしてみたい。 物理的な、形のことである。 どんな物質についてでも語れると思うんだけれど、今日考えてみたいのは人間のフォルムである。 キングコングというお笑いコンビの結成時の話を聞いた(Youtubeで)。 当時別々のコンビを組んでいたという2人だったが、ボケの梶原さんがステージ上で動き、喋っている姿を見て今の相方である西野さんが「この人のフォルムは面白い。間違いない。組みたい!」と思ったというが大まかな話の筋である。 なるほど、確かに今でも動画内で動き回る梶原

        • 初めてのライブが近づいてきた

          いよいよ初めてのライブが今週末、日曜日に迫ってきた。 ろくにやったこともないくせになぜか「音楽をやりたい!」と志して会社を辞めて、一人夜な夜なパソコンで音楽を作り、「いつか大観衆の前で歌いたいなあ〜」という瞬間を夢見て、音楽を学び、歌の練習をしてきた数年間。 ついに、ついに人前でライブができる。 なんかあんまり「苦労と感動の文章」みたいなものを書きすぎるのも、逆に興醒めな感じがするというか、全ては本番のステージ上で表現をしたいと思っているが、今の自分の感情や思いをいつかのた

        レコード送り合い遊び

          音楽のサイズの話(物理的な)

          音楽のサイズについて考えてみた。 「音楽のサイズ」というと一般的(業界的?)には「尺」、すなわち楽曲の長さについてを指す。 だが今回考えてみたいのはそのことではなく、物理的な「サイズ」のこと。 空間的な広さ、物理的な距離、の話である。 なかなか興味深かったので、ちょっと文字にして残しておきたい。 きっかけはこんな話を聞いたところから。 テレビやラジオ、イベントなど多岐にわたってスーパーな活躍をされているお笑いコンビが、次に新しく武道館でのライブへ挑戦するという話。 キングコ

          音楽のサイズの話(物理的な)

          「飲みやすーーい!」は褒め言葉なのか?

          お酒を飲んだ感想の一つに、「あ!めっちゃ飲みやすーーい!♡」というものがある。 果たしてこれが褒め言葉なのかについて今日はちょっと考えてみたい。 というか、そもそも「飲みやすいということはいいことなのか?」もっというと「飲みにくいというのは良くないことなのか?」あるいは「飲みにくいものは悪だ!」について考えてみたい。 まず前提としてこの発言をした人間が ①本当に美味しいと思っていて、それを説明もしくは表現するためにこのフレーズを使った場合 ②大して美味しくなかったが、なん

          「飲みやすーーい!」は褒め言葉なのか?

          「日本は醤油の匂いがする」は本当か検証しました

          「日本ってやっぱり醤油と出汁の匂いがするよ〜」って、よく聞きません? いろんな国や地域を行き来するような人に言わせると、それぞれの場所での特徴的な香り、空気のようなものが各地に必ずあるのだという。 まあ、想像すれば理解はできる。 確かにイタリア料理店に入ればオリーブオイルとニンニクの最強コンビの香りが出迎えてくれるし、築地市場に入れば魚の匂いがするし、横浜中華街を歩けば確かに何かしらの醤(ジャン)と胡麻油の香りがするように思う。 そう考えれば、もっと広い「国全体」という

          「日本は醤油の匂いがする」は本当か検証しました

          「ちゃんと」相手のことを考えるということ

          誰かの話を聞いて、「なんでそうなるのよ(笑)その判断は理解できないな、普通に考えて、こういう風にした方がいいんじゃねえか?」となることはよくある。 でも本当に考えるべきは(そして楽しいポイントは)、「普通に考えたらこうだと思うけど、この人がそう考えるのはなんでだろう?その理由はなんだろう?」ということではないだろうか? 誰か大切で対等な人の相談を受けるとき・話を聞くときには、自分なりに考えて結論が出た上で、相手もその結論を一度通った可能性があることを考慮に入れるべきだ。

          「ちゃんと」相手のことを考えるということ

          曇天の北海道に沖縄の太陽を。【2022年の五悦七味三会を振り返る12】

          好きな食べ物はなんですか? 僕はマンゴーです。 七味その⑥:北海道の祖父母の法事で食べた沖縄のマンゴー 北海道の祖父母が亡くなって数年。 今年は祖父の三回忌、家族で北海道に向かった。 祖父母の写真を見るたびに、いまだにいまいち整理がつかないような、想像が追いつかないような部分がある。 もうあれから時間は経っているけれど、写真を見つめていると2人は今にも喋り出しそうで、というか僕の頭の中ではおじいちゃんおばあちゃんが僕に話しかけてきて、その映像と体験があまりにもリアルで、だ

          曇天の北海道に沖縄の太陽を。【2022年の五悦七味三会を振り返る12】

          本物のパエリア、食べたことある?【2022年の五悦七味三会を振り返る11】

          新年度が始まった。 街にはフレッシュなスーツを見事に着こなして、かっったい革靴で靴擦れしながら慣れない大人の世界をぴょこぴょこ歩く新社会人で賑やかである。 誰にとっても毎年4月は進学や入学、異動や新入社員が入ってきたりと新しい環境に身を置くタイミングになることが多い時期である。 もちろん人によって環境の変化の度合いは様々で、新社会人たちのようにまさに新しい世界に突入する人々もいれば、中には何年も同じメンツで同じような仕事をしているという人もいるだろう。 僕もここのところ2〜

          本物のパエリア、食べたことある?【2022年の五悦七味三会を振り返る11】

          初任給じゃなくても、親には美味しい食事をごちそうした方が絶対にいい。【2022年の五悦七味三会を振り返る⑩】

          やっぱり「美味しいお肉」ほど美味しいものはない。 世の中にうまいものは数多あれど、だ。 社会人になりはや数年。 一人暮らしでそこそこ頑張って仕事をしている僕は、財布が許す範囲で、自分の自由にお金を使うことができる。 どうやら相対的に食べ物にかなりきちんとお金をかける両親のもとで育った僕は(これも大学生の時に知った「親の人生観」のひとつだ。いつかゆっくり書こうと思う。)、大人になった今も、たまの贅沢をする時にはまず「食」と真っ先に美味しい食材かレストランを探してしまう。 「

          初任給じゃなくても、親には美味しい食事をごちそうした方が絶対にいい。【2022年の五悦七味三会を振り返る⑩】

          巨大モンステラを部屋の中で植え替える春

          桜もはらはらと舞う、まさに春の陽気。 世は春休み最終日、街は行楽で賑わっている。 さてそんな中、本日無事晴天に恵まれて春の一大イベント「観葉植物大植え替え大会」が開催された。 本紙は大会会場への潜入に成功。 本日はその模様を、大会の長年のファンの皆様に、どこよりも先にお届けしようと思う。 大会の概要はいたってシンプル。 我が家にある観葉植物たちを大きい順に並べ、それらをひとつずつ大きな鉢へとそれぞれ移動させる、ただそれだけだ。 真新しい大きな鉢が到着したことが、本日急遽開催

          巨大モンステラを部屋の中で植え替える春

          雨と桜とコーヒーと【2022年の五悦七味三会を振り返る⑨】

          毎年桜が満開になると途端に雨が降る気がする。 「なんでやねん!」という桜たちのツッコミが聞こえてくる。 せっかく咲いたのに! お花見にでも行こうかしらなんて思う週末は大概が雨で、ひとしきり雨に打たれた桜は翌週頭にはもう後の祭り、ほなまた来年、である。 なんてこった。 春というと「新生活ウキウキだわ、飛び跳ねちゃうわスプリングだもの!」とか「ビビッドな春物でも買っちゃおうかしら、うふふふふ…♡」 なんて思う人が多いのかもしれない。 その気持ちはよーーーくわかるけど、それはもう

          雨と桜とコーヒーと【2022年の五悦七味三会を振り返る⑨】

          僕の京都で一番うまいラーメン屋【2022年の五悦七味三会を振り返る⑧】

          近々仕事でアメリカへ行くことが決まった。 外国に行くのは2017年以来なので6年ぶり。 アメリカに行くのは12歳の夏以来なので16年ぶりである。 フライトだけで14時間。 渡航の準備や手続きやESTAやら、なんだか遠い場所に行くんだな〜と漠然と思う。 「移動」というのは長らく自分にとって大きなテーマであった。 最初に就職したのも旅行会社。 「金融はカネを、物流はモノを、旅行はヒトを動かすんです」という言葉が響いて入社を決めた。 人が移動して、その人を包む文化が移動して、移動

          僕の京都で一番うまいラーメン屋【2022年の五悦七味三会を振り返る⑧】

          大人の階段のぼる【2022年の五悦七味三会を振り返る⑦】

          銀座という街を歩いています。 あまりこの辺りに来ることはないんだけれど、やっぱり夜の銀座は異常に華やかでギラついている。 「ああ、これが東京なんやなあ」と言いたくなる。関西出身じゃないけど。 そこかしこに優雅に歩く、絵に描いたような着物姿のママ、光る黒塗りの高級車、社長さんと思しきスーツを着た男、取り巻きのドレスの女性たち、胸元に輝く宝石たち。 今日はたまたまこの辺りで用事があったので、帰りに行きつけのアパレルショップの春の新作でもチェックしようかと、銀座の大通りを闊歩する。

          大人の階段のぼる【2022年の五悦七味三会を振り返る⑦】

          人生は、今日も一度きり。【2022年の五悦七味三会を振り返る⑥】

          いよいよ花粉症の季節到来である。 「今年は例年の10倍です」とか「昨年より120%増加の…」とか言われても、そんなに吸えないよ、と毎年思う。 僕くらいの花粉症マスターになると多分ほんの数粒の吸引で痒くなる。 そうなると鼻に入るのが10粒だろうが20粒だろうがもはや変わらない。 それにそもそもどっちにせよ数粒でさえ毎年かゆさMAX状態になるわけで、鼻の穴が劇的に広がらない限り、花粉飛散量が200%になろうが50%になろうが正直あんまり影響はないのでは?と思うんですけど、どうなん

          人生は、今日も一度きり。【2022年の五悦七味三会を振り返る⑥】