見出し画像

悪い女に騙された話

マジカルバナナ!
バナナと言ったらゴリラ
ゴリラと言ったら俺様
俺様と言ったら
母親がキングスライムっ!

・・・・似ているのです
キングスライムに母親が
ドラクエで倒すとき
母ちゃんごめん!な感じで

というかマジカルバナナ
成立しているのかな?

これは大学のアパートに
一人暮らし始めて1年目くらいの話です

俺って基本的に飲み物なら
何でも飲めるタイプです
幼いころに高麗人参に
はまった母親に飲まされ続け
あの不味さを知れば
青汁なんてひよっこ同然
何が罰ゲームだと
飲み物に罰ゲームなんか無いよ

というか、女性なら
そこでしてくれるなら
飲むのはあれだけど舐めてもいい

ぐーびぐびぐびぐびべっべー♪
ぐーびぐびぐびぐびべっべー♪

これ今記事書いてて思いついた
女性の尿を舐める時の踊りです

さーご一緒に!!
ぐーびぐびぐびぐびべっべー♪
ぐーびぐびぐびぐびべっべー♪

母親は健康志向タイプで
みのもんたの番組で紹介された
椎茸の上がり汁を観て大興奮!
「絶対に飲みなさい!!」
と電話かけてきて

上がり汁って
要するに椎茸を水に浸し
1日冷蔵庫に入れるだけ
それを次の日に飲む

1日経って冷蔵庫を開けると
まじか!!と思う程の臭い
それでも液状は飲めるから
飲みました。
おえっおえっいいながら
飲み物の罰ゲームあるじゃないか

そしたら3日目くらいかな
謎の蕁麻疹そして高熱
ドラクエ的に言うならそして伝説へ

耐えきれなくなったけど
救急車を呼ぶのは恥ずかしい
夜間やっている病院を調べて
自力で運転して何とか辿り着きました
もうクラクラ

病院の大きさは中規模くらいかな
個人医院ではなかったと思います

もう目は半開き
とにかくボツボツが酷い
まず点滴を受けた記憶
「よく一人で来たね」
って言われ
夜中何人か急患がいるみたいで
結構色々朧気ながら思案してて
気持ちはだいぶ弱っているので

俺はここで死ぬのかな?
絶対椎茸だよな
みのもんただよな

そういえば
みのもんたの逆襲って歌あったな

とんねるずだったな
告白してもどうせ
ちょっと待ったーって言われて
後から来た奴が全部もっていくのさ
ついてない人生だった

脳内BGMはチェムチェムチェリーと
ドナドナが交互にエンドレス

来世はキムタクになれるといいな
だけどいいとこ
ローラースケート履いた集団だな
全部スマップに持ってかれるな

壊れそうなものばかり集めたから
本当に壊れたグループだったな
何よりローラスケート履くから
足元がおぼつかなかったのかな?

思考は巡るが最後は
もんたみのへの恨みに帰結する

逆襲も何もこちらからは
一切手なんかだしてないよー
なのになんてことを
母親に吹き込んでくれたか
そして漸く自分が診てもらえた

けど

椎茸の上がり汁飲んでから
こうなったよーって言っているのに
まさかの原因不明

あれ?俺はもう死んでいるのかな?

「とりあえず様子みるから」
「入院しようか」

夜中だったけど実家に連絡して
入院すると伝え
病院の住所を伝えて気絶した

朝起きると
母親が駆けつけていた

来てくれたんだと思って
なんだか申し訳ない気持ちと
ホッとした気持ち

跡が酷かったけど
蕁麻疹はだいぶ引いて
熱は下がっていた

結果的にそのお昼には帰れて
母親が運転してくれて
アパート近くのファミレスで
ご飯も食べれて

母親が言うわけですよ
『あんた酷いね蕁麻疹』
『悪い女に何か貰ったんじゃないの』

いやお母さんと
あなたは息子を買いかぶり過ぎだ
自慢の息子で申し訳ないけども
息子のさくらんぼを
勝手に散らさないでくれ

というか俺に
蕁麻疹をもたらしたのは
本当に悪い女で
それは貴女だよね

アレルギーだろうということで
片付いたことは母親には言わなかった

アパートを掃除してくれて
夕暮れ前くらいに帰る
電車で来てたので駅まで見送った
その帰りがけに言われた

「悪い女に騙されたらだめだよ」

いやそれ貴女ですよね
マイマーザッ!!

この色男っ!
みたいな笑顔されたとき
罪の意識はなさ過ぎた
それはそうだよね言ってないから

だけどその時のその笑顔がどうも
キングスライムに見えてしまった

ドラクエをするとき
キングスライムと出くわすと
今でもちょっと複雑なんだよね

他にも笑える話を纏めているので
お時間が許す時に読んで頂けたら
嬉しいです。もしよければ
お気軽にフォローお願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?