ライスは大盛でお願いします

昨日朝までゲームをしてしまい
起きた時は既に昼を超えていた
管理会社からの着信が結構あったが
全く気付かないほどの爆睡

仕事を逃してしまった
そんなわけで俺は
散々な自己嫌悪の末に社会を呪い
今やさぐれている状態にある

取敢えず煙草が切れたので
コンビニに向かう
歩いて2分の距離だがそこは車で向かう。
腰が痛いからだ

すると左折時に横断歩道を
ゆっくり歩いている若者がいる
車が通るんだ気を利かせて小走りで
横断歩道を渡るくらいの心意気が欲しい

それならいい奴だなと思う
けど、全然ゆっくりなので
俺はその若者めがけてライスを投げつけた

少年に見事にクリーンヒット
「ライスは大盛でお願いします・・」
そう言い残し少年は絶命した

コンビニにつき
単に煙草を買いたいだけだが
何故かレジを1つ自動レジにしたため
皆自動レジではない方に並び列ができる

3番目だったが漸く俺の番の時に
ばあさんが横から割り込んできた
なんだこの婆さん？

まぁいい
商品は少なそうだからと思っていたら
公共料金の支払いをはじめ
終わるころには肉まんと焼き鳥を
注文しはじめた

最初に言えよー

さらには会計時にレジ袋は買わず
自分のもっている袋にゆっくり
１つずつしまっていく

許容度を超えたとき
俺はばあさんにライスを投げつけた

「ライスは大盛でお願いしますじゃ」

そういうと婆さんは絶命した

そういえば財布に現金がないから
ゆうちょ銀行に行きお金を下ろそう
noteのサポートは郵貯に振り込まれる
単にお金を下ろしたいだげだ
女性がキャッシュディスペンサーで
操作しているだけだ
直ぐ俺の番になるだろう

しかし一向に俺の番にならない
何かの振り込みなのか
通帳を3枚もっていやがる
しかも1枚あたり3回は操作している

俺はライスを投げつけた

「うぐっライスは大盛でお願いします」
女性は絶命した
ディスペンサーもライスが入り込み
動かなくなったようだ

仕方がないので家に戻ろうとするが
細い車道で俺の前を
チャリに乗った少年が走る
スマホを見ていてゆっくり走る
しかもふらついているので危ない

このままではいけないと思い
俺はライスを投げつけた
車から投げたものの見事少年に命中

「ライスは大盛でお願いしますピカァ」
ポケモンGoでもしていたのだろうな
そのまま少年は絶命した

俺がライスを投げる時
それは社会に対しての警鐘がある

かといえばそうではない

そう言えばまだ
起きてから何も食べてない
なんか食べよう

人は皆ライスを求め生きるのか
ライスが先か鶏が先か
恐らく鶏が先であろう
稲作は大分後に始まっている
何よりどっちが先だろうと
どうでもいいことだ

ライスは大盛でお願いしまーす！

あっごはんですよを買い忘れた

それでも・・・・

ライスは大盛でお願いしまーす！

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