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《吠える犬の保険金⁉️》【セルフ・キャリアドックのすすめ17】

『ましゃがね、、、
福山雅治がね、ラジオで、こう言ってたんです。
もう音が、頭の中で鳴っちゃってるんだよ、だから、それを具現化してるだけ。
そういう感じです』

「、、、サッパリ分からない」

『実に、面白い、、、ですか?』

「ううん、全然。全然、分からないし、全然まったく、面白くない。
変態なんですね、ヤギさんは、ある意味で」

『それも言ってたな、、、
正確には、タモリさんがましゃに、福山雅治にね、、、
あの二人と、リリーさんとか、、、リリーさんというのは、リリー・フランキーのコトで、、、
美味しいお酒を嗜んでるらしくて、、、高いんだろうな、シングルモルト。
そうそう、二人で飲んでるときだったのかな、言ってたらしいけど、何だっけな、、、
ヒトは皆、ちょっとずつ、変態だ、だっけな』

「、、、」

『タモリさん、で言うとね、身体を洗わないで有名ですよね。お湯に浸かれば、汚れは落ちる、だから、洗わない、とか。
僕も基本、洗いません』

「、、、」

『それでね、、、
えーと、何でしたっけ?』

「やっぱり、ヤギさんでも、動揺するコトがあるのね」

『、、、動揺?』

「そうね、動揺。
今日はいつにも増して、何を言ってるのか、サッパリ分からないし、何を言いたいのか、も、サッパリ分からない。
まぁ、いいわ。私も何を聞いても、今は、何も入ってこないから、、、」

『、、、そうですね』

「、、、ましゃ、って何?」

『、、、ましゃ、って言うのは、福山雅治の愛称ですね、BROS、、、
ファンの間での愛称です。
元々は、お父さんがそう呼んでたんだっけな、、、AKIRAという、もう、ほんとうに最高の、素敵なアルバムがあるんですけど、それは、そのお父さんの名前から付けたんです。高校生の時に、亡くなったんですけど、その想いとか、血の轍、だっけな、、、
生きる意味とか、与えられた役目とか、そういう普遍的なコトを、、、』

「、、、」

『、、、』

「、、、ごめんなさいね。
佐久間は、私にとって、、、父親っていうか、なんて言うか、その、、、
ダメね、、、もう我慢できないわ。
私、今から、泣きます。
声を出して、泣きます。
だから、ちょっと待っててね、、、」

『席を外しましょうか?』

「いえ、いいの。
これは、私にとっても挑戦なの。
みっともない姿を、家族以外の誰かに見せる、というチャンスなの。
だから、見てて、私の泣くところ、見ててください」

『、、、はい。
それは、僕でイイのでしょうか?』

「、、、そうね。
そうよね?
家族にだって、見せない姿かも、、、
そう考えると、そうね、あぁ、何だか落ち着いてきた。
涙も引っ込んできたわ、、、」

『、、、良かったんですかね?』

「、、、良かったんじゃないかしら」

『、、、おかげで、僕も落ち着いてきました。
そうですね。
うん、うん。
ふー、落ち着いてきた』

「、、、呆気ないのね」

『そうですね。呆気ないモノです』

「でも、とにかく、私がやるコトに、変わりはないわ。
佐久間がいても、いなくても、私が社長なんだから。
社長になるんだから。
ね、そうでしょ?」

『そうですね。その通りですね』

「私は佐久間になれないし、あんなヒトになれないし、なりたくもないし、ジョークも、冗談も言えないし。
それに、弁護士さんとか、会計士さんの前で、あんなに偉そうに話すコトだって、できないし」

『そうですけど、あんなに偉そうに話すコトが、不適切なんです。
言ってるコトは正しいし、それは佐久間さんの会社だから、好きにすればイイんですけど、水嶋さんは絶対に真似しちゃダメです』

「、、、そうね。
でも、ヤギさんは、役員会をご覧になってたの?」

『一度だけ、ですけど、いつも、あんな感じなんだな、と、想像はつくんで。
外では、あんなに、、、僕とか、若い人間との、基本、飲んでる時ですけど、そういう時と、別人でしたね』

「私も初めて、役員会に出席した時、ビックリしちゃって、何、このヒト?
そんな感じで、衝撃だったのよね。あれは、もう、忘れられない。
で、その後で、ここでね、こっそり聞いたの。
別に二人だったし、誰も他にいないから、こっそりじゃなくても良かったんだけど。
何であんな態度なんですか、って聞いたら、なんて答えたと思います?」

『そうですね、、、
社長室に戻ってから、なんですね。
当てちゃって、イイですか?』

「当てれるモノなら、どうぞ」

『、、、
弱い犬ほどよく吠える、だよ、
ですかね?』

「、、、えっ、何で?
何で分かったの?」

『、、、でしょうね。
僕を誰だと思ってるんですか?』

「、、、そうね、何でもお見通しのヤギさんね」

『違いますよ。
僕にも、こぼしてましたよ、いつも。
メチャクチャ怖いんですって、外部の専門家たちが。
だから、大したコト言ってなくても、言ってるように、吠えてるんですって』

「なぁーんだ、知ってたの?
ツマンナイ」

『ツマンナイんですよ、真実なんか、いつでも。
そういうモノですから、、、”情報と伝達”です。
あっ、そうだ、忘れないうちに、伝えておきます。保険会社に連絡してくださいね。
4億円だったはず。そうだな、法人の方は、4億。
保険金が出ます』

「えっ、何?
そんなに入金があるの?」

『そうですね。
私が設計して、契約をお預かりしましたので。
その4億円のうち、死亡弔慰金として、ご遺族にお支払いする分と、会社に残す分があって、、、
それは私が説明する領域では、もう、ないですね。
規程通りに対応して、税金のことは、顧問税理士さんとお話ししてください』

「そう。分かったわ。
忘れないうちに、チャットだけ、送っておくわ。
ちょっと待っててね。
、、、はい、保険の連絡を、、、よし。
これで、イイかしらね」

『それですね。すぐ行動。さっと行動』

「、、、えっ、何ですか?
なんて言ったの?」

『いえいえ。
これからも、まだまだ沢山、やるコトがありますので』

「そうね。お金やヒト、それ以外にも、沢山たくさん、やるコトがあるわね。
私はどうやってけばイイのかしら、、、」

『大丈夫ですよ。
自己一致してれば、何の心配も要りません』

「自己一致?
たまごっち、みたいね。
古すぎるかしら、、、」

『そうですね。
大丈夫ですよ、知らなくても。
水嶋さんは、水嶋さんのままで、、、
お母さんという意味のママじゃなくて、、、
でも、
そうか、お母さんみたいに、そのママで、イイんですよ』

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