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【器用な不自由】


20年以上前に、小劇場の演出家に、言われた。
 
 
 
器用で、上手くて、ツマラナイ、、、
 
 
 
当時の私は、
仲間内では、
それなりに、
評価されて、
少し、
いや、
だいぶ、
調子に乗っていた。
 
 
セリフを与えられたら、
それなりに、
上手く、
求められている通りに、
演じられる、
オレ。
 
 
みたいな、感じで。
 
 
だから、
間違って、
就職活動もしないで、
プロになるんだ、なんて、
考えていた。
 
考えていた、だけだった。
 
 
プロというのが、
分からない、だけでなく、
働く、ということが、
全く、分かってなかった。
 
 
求められている通り、
なんて、
プロには、
求められない、のだ。
 
 
予想を裏切って、
求められている以上で、
期待に応える。
 
 
それが、
エンタメにおける、
プロの仕業なのだ。
 
 
だから、
私は、
当然、
プロになんて、
なれなかった。
 
 
私の良かったところが、
少しでもあるとすると、
すぐに、
辞めたことだ。
 
 
有名私立大学を卒業したのに
就職もせずに、
バイト君をやっていた私は、
たった一年で、
資格取得予備校生になった。
 
 
これは、
今でも、
変わらない。
 
 
間違って8年前に独立した時も、
たった一年で、
組織に所属する形に戻った。
 
 
2020年後半、
怒涛の社畜だった私は、
たった6か月で、
上場企業の企画マネージャーを辞めた。
 
年納めの翌日、
12月29日のことだ。
 
年収は、それなり、どころではなかったけれど。
 
 
 
その一つ前、
2020年初め、
コロナが世界中を席巻?し始めた頃、
非常に評価されていた私は、
そのコンサルティング会社を、
辞める決意をしていた。
 
 
そんな決意の中、
自分がいなくなると分かっていたにもかかわらず、
私は、
いくつものプロジェクトのコンペを勝ち取った。
 
 
それまで、
他のコンサルが使われていて、
コネクションもなかった超大企業の、
プロジェクト公募で、
私の提案が通った。
 
 
後で聞いたところ、
他社との大きな違いは、
先の先まで見通された提案で、
そのクライアントの、
予想を裏切って、
期待を大きく上回る価値が、
ハッキリと表現されていた、
ということだった。
 
 
私は、プロだった。
 
ようやく、コンサルタントとして、プロになったのだ。
 
そして、辞めた。
あっさりと。
 
 
それは、私のやりたいコトではなかった。
 
 
ツマラナカッタ、のだ。
 
自分自身が。
 
 
 
自分が関わらないプロジェクトで、
クライアントの期待をはるかに上回る提案をして、
コンペに勝つことに、
何の意味があるのだろうか❓
 
 
そんなコトは、私のしたいコトでは、ない。
 
 
 
で、
私は、何が、したいのだろうか❓
 
 
 
とりあえずは、
ヒトの話を聴くコトは、決めている。
 
 
 
でも、
そんなモノが、職業になるのだろうか?
 
 
 
そんなコトが、働くコト、なんだろうか?
 
 
 
答えは、まだ、みつからない。
 
 
みつけられて、いない、だけだけど。
 
 
 
ちなみに、
TikTokは、
少し、
答えが見えたよ。
 
私なりに、だけれど。
 
 
狙った通りに、
700フォロワーに到達したし、
狙ったタイミングで、
6000いいねを獲得した。
 
 
だから、
私は、
次の愉しみ、
Instagramへ、挑戦だ‼
 
 
 
今、私は、若者だ。
 
いつだって、みんな、若者だ。
 
 
何かに、挑戦するヒトが、若者なんだ。
 
 
 
 
それでは。
 
【いつか、また、どこかで】

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