【出発〜自ら蒔いた種を早めに摘み出して、将来を考える旅】
私の目の前で、
大きな物体が、
空に向かって、
走り出してる。
また、
別の方向から、
大きな物体が、
降りてきてる。
行ったり来たり。
室内から見てると、
音がないので、
迫力はあまり感じない。
どこかに向かって出発し、
どこかで出発した物体が、
飽きもせずに到着してる。
どこかに向かって出発した物体も、
いずれ、
どこかに、
到着する。
毎日、毎日、その繰り返し。
当たり前の日常。
この当たり前は、
当たり前でない。
目に見えない、
物凄く小さい何かによって、
それが大きく、
変わってしまう。
簡単だ。
それは、
ヒトでも創り出せる。
いや、
ヒトが創った方が、
より強力にできる。
だから、
そんな日常は、
あっけなく、
ほんの少しの邪で、
脆くも崩れ去る。
私は、
昔から、
たぶん、
保育園にいた頃から、
変わった子だと、
言われてきた。
私自身は、
私なので、
変わった子という感覚はない。
なかった。
いつか、
自分は、
誰もが驚く、
変わったヒトになるんだ、
なんて、
考えていた時期もある。
普通すぎる私。
一般的な私。
目立たない私。
それは、
幻想だった。
いつだって、
ヒトの印象に残る、
変わった子だった。
認知が弱い。
弱い、でいいのかな❓
悪い、なのかな、、、
自分自身を、
客観的に捉えるコトが、
できないのだ。
仕事柄、
モノゴトを客観的に診るコトは、
得意だ。
客観的すぎて、
寄り添ってくれない、
一緒にいる気がしない、
壁と話したくない、
なんて、
言われちゃったりして。
でも、
そんな私は、
自分自身を把握できていない。
できていなかった。
自分自身を把握する、
というコトを、
すっぽり、
どこかに忘れてきたみたいだ。
だった。
三十路の中程で、
なんとなく、
自分の特殊性に気づいた。
長い時間、
自分以上に、
変わった存在の傍らにいて、
一所懸命に、
生きていたので、
気づけなかったのかもしれない。
不惑をすぎて、
私の周りで、
私キッカケのトラブルが、
増えてきたように感じた。
それでも、
まだまだ、
自分を客観視するコトができず、
不思議な感覚だった。
そして、
やっと、
気づいた。
こっちのキッカケは、
隠しておこう。
いつか、
出版するコトがあったら、
これをネタにしたい。
『〇〇〇のススメ』的な、
全く役に立たないノウハウ本だ。
だって、
多くのヒトは、
40年も生きれば、
それなりに、
気づく。
私は、
新たな旅に出発する。
今から、
西に向かって飛び立つのも、
その準備だ。
旅にトラブルは添え物だ。
自分にとっては、
とても大きな添え物を、
自らに課してしまった。
その時は意図してなかったけど、
今は、
その意味が分かる。
取り返しのつかない、
絶対に避けなければならない、
大きなトラブルを避けるため、
それに比べたら、
ほんとうに小さいトラブルで、
何とか処理しておきたかった。
今なら、
問題にならない、
と、
意図せずに選択していた。
でも、
それ自体が、
客観的でないし、
一般的でないし、
普通とは、
かけ離れている。
相手のいる問題なのだ。
謝っても許されない。
許されたいとは、
あまり感じていない。
私にとって、
大事なのは、
そのヒトの、
これからだ。
そして、
それを超えて、
もっと大事なコトもある。
また、
自分を消して、
誰かのために、
働くんだ。
なんてコトを考えてるのも、
独りよがりで、
認知に、
偏りがあるのだろう。
そうか、そうだった。
認知は、偏り。
私の認知は、
大きく偏っている。
そんな偏った認知の私でも、
そんな偏った認知の私だから、
活躍できる場所もある。
他のヒトには見えないモノゴト
他のヒトが感じられないモノゴト
他のヒトなら考えつかないモノゴト。
私にとっては、
当たり前のモノゴトが、
他のヒトにとって、
当たり前ではないから、
私が活躍できるのだ。
それでは。
【いつか、また、彼方で】
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