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毎日エッセイ:人生で初めてもつ鍋作った

 僕は基本的に「ズボラ飯」と呼ばれるような、「手間がかからず、洗い物が少なく済み、素早く簡単に作れる料理」しか作っていませんでした。スーパーで目についた食材から適当にレシピを考える。そしてそれらを適当にフライパンで焼いて食う。レシピと言うか闇鍋の炒め物バージョンに近いです。

 しかし、そんなレシピでさえアイデアが尽きてしまいました。普段まともに料理をしない人間の、想像力の限界です。そこで、よく自炊をすると語っていた同じ研究室の先輩に勧められた、もつ鍋を作ることにしました。

↓このレシピを参考に作ることにしました。

 レシピでは色んな具を入れていますが、面倒なので人参と大根のみで作ることにしました。人生で初めて大根を切りました。

包丁錆びてて草


下ゆでした肉と具材を、調味料と一緒に電気鍋で煮込んで完成。大学1年生の頃に、「家に人呼んで鍋パするぞ!」と、ウキウキで買った電気鍋。高校の同期が遊びに来た際に、一度使ったきりホコリを被っていた電気鍋。ちなみに高校の同期とはもう連絡取り合ってません。

 見た目はあまりよくないかもしれない。「こんな写真をインターネットの海に放流していいのか?」という葛藤もありました。が、ここは僕の自分語り専用フィールド。この初めてもつ鍋を作ったという感動をラッピングして保存しておくために載せました。
 結構美味かったです。余った分は冷蔵して、2日に分けて食べました。1食に換算すると160円程度。コスパが良すぎる。


以下感想

もつ鍋を作ってみてよかったこと

  • 大根を切る経験ができた

  • だしの素という調味料の存在を認知できた

  • もつ鍋の作り方を知ることができた

  • 電気鍋の苦い記憶を思い出せた

 ちょっとしたことですが、知らないことをやる、というのは本当に大事な事だと思います。基本的に人は自分の経験したことしか理解できないので。これでもつ鍋作ったことない人間にマウント取れるようになりました。
 ただ正直なところ、工程も洗い物も多すぎたので、しばらくもつ鍋を作ることは無いでしょう。


三日後、鍋に入れる際に放り出され、床に放置されていた大根を見つけた。まるで僕のように干からびていた。

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