毎日エッセイ:好きなバンド「PEOPLE1」について語ります
ずっとネガティブな内容の投稿ばかりしているので、気分転換に、好きなバンド「PEOPLE1」について語ります。
今年になってこのバンドの存在を知り、ドハマりしました。最近少しずつ人気が出てきているようです。アニメ「チェンソーマン」のエンディングにも選ばれていて、そちらも期待しています。
しかし、ギターボーカル兼作曲をしているメンバーのDeuは、このバンドの曲を、「セルアウト(売れること)」に特化した、「本当はやりたくない、苦しみながらやっているもの」だと以下のインタビューで語っています。
この鬱屈とした心構えと数々の良曲に惹かれ、ファンになってしまいました。
以下、僕の好きな曲について語ります。
銃の部品
僕がこのバンドを知るきっかけになった曲です。(正確にはTOOBOEのリミックス 「Re:銃の部品」から)
元はモード学園のCMソング。何者かになりたくて必死にもがく、ワナビーの叫びを表現した曲だと僕は解釈しました。歌詞もメロディもMVもカッコ良くて大好き。
怪獣
冒頭にリンクを貼ったインタビュー内でも語られていますが、覚悟の曲です。「好きだった音楽を辞めて、本当はやりたくない大衆音楽をやる」決意表明でしょう。
僕が駄文を連ねるよりも相応しい、詳しい解釈をしてくださっている方がいるので、そちらのリンクを貼っておきます。
スクール!!
多分この曲の主人公は、学校でいじめか何らかのトラブルに遭っているのでしょう。
サビの、
という歌詞は、このトラブルをきっかけに自殺をしたら、こいつらはどう思う、どんな目に遭うんだろう、と考えているんだと思います。しかし、自殺に踏み切ることはできないので、それを「惨めな妄想」と自嘲しているんだと解釈しました。
僕の解釈が正しいかはわかりませんが、この陰鬱な歌詞が好きです。その一方で、ライブだと合いの手を入れたりジャンプしたり超ノリノリな曲になるのも魅力。
僕の心
あまりにも才能がなく、人並みにさえ物事ができない苦しみを歌った曲。解釈するまでもなくストレートな歌詞ですね。非常に共感してしまいます。しかし、その気持ちについて書くと、惨めな思い出が想起されてしまうので、胸の奥にしまっておきます。
フロップニク
ポップで可愛らしいMV、聴いている内に中毒になってしまうリズム。そしてそれらと裏腹に「音楽へのコンプレックス」を表現した暗い歌詞が特徴的な曲。
「ライカ」「バタークッキーズ」はpeople1の他の曲のタイトルです。それらを「吐いて捨てるような曲」「ポリエステルミュージック(安っぽい音楽、ということ?)」「吐いて捨てるような曲」「嘘っぽい顔で口ずさんでいる」と自嘲する。
冒頭にリンクを貼ったインタビュー内でも言及されていましたが、people1の歌が「偽物」であるということのコンプレックスを語っているのでしょう。
アイワナビーフリー
退廃的な雰囲気が好きです。正直なところ、歌詞は非常に難解で何の事を歌っているのかよくわかっていません。「アイワナビーフリー」とは言いますが、何から自由になりたいんでしょうか。
ちなみに歌詞にMOTHER2のパロディがあります。
ムーンサイドのやつですね。MOTHER2は1度プレイしてクリアしたことがあるというだけで、特別好きという訳ではないです。ただ、知っているネタがあると嬉しくなってしまう。(有名なネタですが、調べても触れてる人が見つからなかったので書きました。)
ツイッターによると作曲者はMOTHER2が好きらしいです。
終わりに
ネガティブな投稿の気分転換のつもりだったのに好きな理由がネガティブなのばっかでした。
好きな物に好きな理由も並べて書くのって、なんか恥ずかしいですね。解釈をつらつらと語っても、それは「勝手に妄想を広げて、勝手に共感しているだけのもの」かもしれない。自分の感情を、正確に言語化できているかもわからない。
ただ、「どこが好きなのか」をしっかりと自分の言葉で説明できないのも、それはそれで嫌な感じがするので、難しいところです。
関係ないですが、このバンドのライブに行ったら同世代かちょっと若いぐらいのカップルだらけで、陰の者の僕はマジで苦しかったです。
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