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どれだけお土産が作れるか?

こんにちは、COTEN新米広報、かやこです。
広報での学びをアウトプットする「新米広報日記」、今回のテーマは「どれだけお土産が作れるか」です。

取材について、新米広報の関心事

COTEN RADIOの効果もあって、COTENはスタートアップにもかかわらず、多くの取材依頼をいただいています。

ただいつも苦心するのが、COTENが伝えたいこととメディアが聞きたいことは必ずしも一致しない、ということ。

当たり前ですよね。メディアはそれぞれの読者に対して記事を作っているのであって、COTENのために作っているのではありません。

どれだけこちらに思いがあったとしても、取り上げてもらえるとは限らない。これが広報の難しいところだなあと思います。

なので取材についての私の関心事といえば「どんな内容にしてもらえるだろうか?」ということ。

それはもちろん大事だけれども、それだけではだめ。というのが広報の先生からの教えでした。

お土産を作る

先生曰く、「自分たちのメリットを考えると同時に、相手のメリットも考える。取材の中でメディアに対して『どれだけお土産が作れるか?』をしっかり考えること」が大事なのだ、と。

A社であれば絶対に独自取材がしたいはずだから、他のメディアには言っていないけどここだけには言おう、
B社が取材したい内容は他社へ既に話しているから、同じテーマでも何か新しいTopicがないか社内で検討してみよう、

という動きをすることで「取材して得した」とメディアに思ってもらえるように。これが「お土産を作る」ということでした。

  。 。
 / / ポーン!
( Д )     ←目から鱗

Win-Winだと思っていた

私のポリシーとして、営業でも人事でも広報でも、相手と自分の双方がWin-Winであることは非常に大切にしています。

そして取材においては、先方の取材依頼に「YES」と言った時点で相手の「Win」は既に叶っている、と思っていました。だからこそ自分たちの「Win」のために、取材内容を検討しなければ、と。

確かにそうなのかも知れないですが、このWin-Winだと次に繋がらないんですよね。

これが「リレーション」づくりか

広報はメディアリレーションが大事である、というのはそこかしこに書かれていることです。私はこのリレーションを、ある種の「コネクション」のように理解してしまっていました。

メディアの方とどれだけ繋がれているかが大事なのだと。
コネクションゼロから始めたこともあり、まずは深めるより広げる方に意識が向きすぎていたのかもしれません。

当たり前ですが、繋がっているだけでは意味がありません。その繋がりを偶然ではなく着実に育てていくこと、これがリレーションづくりなのだと学びました。

メディアの方と個人的に仲良くなる、という方法のリレーションづくりもあると思います。私としてはこっちの方が得意かも知れません。笑
でも今は日本とアメリカの距離。接点を持つことすら難しい状況です。

だからこそ「取材の中でメディアへのお土産を渡す」、即ち「仕事に仕事で報いる」ことこそが重要になるのだと思いました。

情けは人の為ならず

お土産を渡すという行為は、結果的には自分たちにも還元されます。頭を捻り、より良い記事を書いてもらうために行動する。これによって生み出してもらえたアウトプットは私たちの財産にもなるからです。

これは広報の学びでありながら、あらゆる仕事に繋がることだよなあ、としみじみ。

新米広報、お土産を作れるように尽力しますので「このメディアのお土産はこれかな?」と思いながら見ていただけたら嬉しいです( *´﹀` *)

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