小説 空を見上げれば(上)41

こんばんは。小説家の藪田建治です。

今日は夕方まで仕事でした。いやなこともありましたが、頼りにされると嬉しいものですね。確かに都合よく扱われる部分もあると思いますが、プラスに考えておこうと思います。それから帰宅後の夕食を楽しみに出来るのって幸せですよね。そんなことを思いながら帰宅しました。みなさんはどうですか?仕事後の夕食を楽しみに帰宅する感覚はありますか?

さて小説をアップします。

「さっき孝太には無理に学校に行かなくても良いと言ってきた。」
「それはまた極端だな。」
「孝太が今思い悩んでいるのは学校の部活が原因の1つなのだから、そこから距離を置く方が、落ち着いて考えられると思う。これまでずっと頑張ってきたんだから、ちょっとぐらい休ませてあげても良いじゃない。引きこもりになる時期があっても良い。その方が痛みの分かる人間になるのだから。」
 良い大学に入って、良い会社に就職、そんな時代はとうの昔に終わった。そんなことよりも孝太なりの人生を歩む方がずっと大事。母親としてどんな大人になるのか、そこだけを大事に育てたい。
「痛みな・・・、痛みを分かる人間でも、世の中そんな戯言だけでは乗り越えられないこともあるけどな。」
「でも痛みの分かる人間だから、その人の周りに人が集まったり、仲間が増えたりするんだと思うの。嫌な人間には誰も本心から近寄らないでしょ。」
「まあそりゃそうだけど。」
「孝太にはその素質があると思う。キャプテンを任されているのもそういうところからだと思う。私はそれも1つの才能だと思うな。」

今の時代生き方は多様的になってきたと思います。特にこのコロナ禍になっていたから、その生き方に拍車がかかったような。

だからこの小説で書いています、自分らしく生きていくというのが大事になってくると思うのです。人生の中で何を大事にして、何を残したいのか、それは人それぞれが答えを見つけ出していく。世間一般的には、お金は1円でも多く、結婚して、子供が産まれて、老後の心配もなく。そんな生き方が必ずしも否定するつもりはありません。それがその人にとって歩みたい生き方であれば。しかしながらその一択ではない。

その中で美佐は痛みの分かる人間、そんな生き方をして欲しいと思っている。これは美佐の考えであり、作者である私の考え方です。

私が憧れている人も皆さんそういう人ばかりです。皆さんはどうでしょうか?例えばパートナーや身近な人が自己中心的な人間より痛みを分かってくれる人間と共に過ごしたいなとは思いませんか?

結局自己中心的な人は、その人と付き合うメリットがなくなれば、その時点で他人は離れていく。確かに痛みの分かる人でも中には離れていく人はいると思います。しかし残る人もいるのではないでしょうか?

そういう人と共に生きていく、それが私らしい生き方だと思っています。

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