【マーケティング発展】今後のYouTubeについて考える

広告代理店でコンサルタントとして従事している吉田一貴です。
前回、5Gマーケティングについて考察し、YouTubeが5Gマーケティングの中心となると伝えました。今回はそのYouTubeについて考察していきます。

先に本日の結論を言うと、YouTubeチャンネルはWEBサイトの代わりになります。
WEBサイトの代わり？と疑問が浮かぶと思うので、以降はWEBサイトのそもそもの目的やYouTubeの機能などいろいろな視点で説明していきます。

WEBサイトの目的

WEBサイトの目的は何でしょうか？
各企業が持ってるから、WEBサイトを立ち上げるというのは間違いです。
WEBサイトの目的は、「ユーザーにスムーズに意図した行動を促すため」となります。

以下の3要素を満たすと上記の目的を果たせます。
①プラットフォームに容易にたどり着くことができる。
②様々な情報を持って、ユーザーの行動をスムーズに誘導することができる。
③購入や登録などユーザーの行動をプラットフォーム内で完結できる。

WEBサイトでは本来の目的を果たせない

目的を果たすためには、①→②→③の順番が重要です。
①を満たさず、②を満たしても目的は達成できません。

現状のWEBサイトは①を満たすことができなくなってきています。
前回のnoteでも記述しましたが、オーガニックではなかなか、WEBサイトにたどり着くことができなくなっています。

そのため、各企業、広告を使ってWEBサイトに誘導しています。各企業が行うということは、当然、広告費が高くなっていきます。
結果、①を満たすことはどんどん難しくなっています。

WEBサイトの代わりがYouTubeチャンネル

では、他に①②③を満たす、プラットフォームは何があるでしょうか？
それがYouTubeチャンネルだと考えています。

①プラットフォームに容易にたどり着くことができる。
WEBサイト同様に動画は無尽蔵にあるため、容易にたどり着けないように感じそうですが、YouTube上にアップされてるものは、ほとんどがエンタメです。
企業が出す情報や目的と被る動画はあまりなく、企業にとってはまだまだブルーオーシャンで、容易にたどり着くことができます。

②様々な情報を持って、ユーザーの行動をスムーズに誘導することができる。
動画は多くの情報を伝えることができます。
YouTubeチャンネルを持っている方は分かると思いますが、しっかり運用すればサイトとそん色ない情報量と誘導が可能です。

③購入や登録などユーザーの行動をプラットフォーム内で完結できる。
YouTubeでは、無料登録、有料登録、購入などができます。
この3つがあればWEBサイトで現状、目的として設定しているものは達成できると思います。

YouTubeチャンネルの今後

ここまでの説明で、YouTubeチャンネルはWEBサイトの代わりになると感じるようになったかと思います。

現状は、広告も検索もSNS、それこそYouTubeもWEBサイトに遷移させています。
しかし、今後は、
上記がYouTubeチャンネルに遷移させるようになります。
Google検索でも、最近、YouTubeが出てくることが増えていることを感じていると思います。

前回は、各企業チャンネルを立ち上げるべきと書きましたが、次のステップはチャンネルに誘導すべきということになります。

分析指標の紹介

WEBサイトでの分析を行っている方は多いと思いますが、
YouTubeチャンネルの分析を行っている方はほとんどいません。そのため、分析のノウハウを少しご紹介します。
実はこの2つのプラットフォームはほぼ同じ分析が可能です。以下でそれぞれのどの指標を同じように扱えばよいかご紹介します。

WEBサイト＝YouTubeチャンネル

サイト訪問＝チャンネル訪問
ページ訪問＝動画視聴
無料会員登録＝チャンネル登録
有料会員登録＝チャンネルメンバーシップ
商品購入＝商品購入※どちらも購入できます
離脱率＝視聴率
滞在時間＝視聴時間
ヒートマップ＝インタラクション

まとめ

・WEBサイトは今後、使われなくなる
・YouTubeチャンネルが今後WEBサイトの代わりになる
・上記の分析方法は横展開が容易に可能
前回に続き、YouTubeについて考察しました。YouTubeが記載の通り、今後のメインになるかは分かりませんが、いろいろ変化することは確実です。

YouTubeチャンネルが成熟すれば、収益を出すことができ、広告費をそれに充てることで永久機関になります。WEBサイトでも同じことはできましたが、今はYouTubeのほうが難易度が低いです。
まだまだ、他の企業がチャレンジしてないうちにチャンネル運用を始めるのはいかがでしょうか。