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【1分で読める心理学:「性格が良い人」のデメリット】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。
 
 昨日、「ビッグファイブ性格診断」についてのnoteを書きましたが、

■【コラム:内向性が高い人の能力】

 本日も「性格」がテーマ。


□ビッグファイブの傾向が高過ぎるとマイナス面になるかも

 そもそも「ビッグファイブ」は以下の5つの因子で構成されています。

開放性=知的好奇心
誠実性=まじめさ
外向性=社交的
調和性=やさしさ
神経症傾向=不安や緊張しがち

 この5つの要素の高い・低いで人の性格、内面性を測るものです。

 そして、俗に言う「性格が良い」とは、
「誠実性が高い人=真面目な人」「調和性が高い人=優しい人」「神経症傾向が低い人=メンタルが安定してる人」
 など。
 誠実性が高い人はコツコツと努力を積み重ねたり、物事を投げ出さない。
 調和性が高い人は人を裏切らず人を信じる。
 神経症傾向が低いはネガティブにならずどっしり構えている。
 
 的な、信頼できる人像であると言えます。
 
 しかし、ビッグファイブは「偏り過ぎるのも問題」だとも言われています。

■「良い性格」も過ぎると……

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 参考論文はコチラ
 ジョージア大学の研究。1258人のビジネスマンを対象にビッグファイブを測り、仕事のパフォーマンスと比較。

・誠実性が高い人は仕事のパフォーマンスも高かった。
高すぎる人は過多のストレスを受けやすくなりメンタルダメージを負うリスクが高い

 
・協調性が高い人は人から信頼を得やすい。
高すぎる人は上司や目上の人、能力が高い人上の人からのアドバイスが受けられず年収が下がる傾向が高い。他人との衝突を避けるようになることが要因とされている

 
・外向性が高い人はコミュニティへの拡大、人脈づくりに有利に働く。
高すぎる人は「マウントを取る人」のような状態になる。周囲からは「面倒な人」と認識され逆に人脈を失うリスクが高まる

 
・開放性が高い人はクリエイティビティが高く新しいチャレンジを成功しやすくなる。
高すぎる人は「実現可能・不可能」の区別ができなくなり「非現実的なアイデア」を実行しようと無謀な挑戦を繰り返す

 
・神経症傾向が低い人は感情が安定していてメンタルが強い。
低すぎる人は不安を感じなくなり、リスクへの備えを怠り失敗が増える。予期しないアクシデントへの想像力も低下する

 という結果。
 どれも納得できる内容となっており、「極端な性格」には落とし穴があることが理解できます。
 
 もちろん、逆方向に極端な場合(誠実性が低すぎる等)も他者や社会との摩擦などデメリットが多いので、「誠実性が高め」「神経症傾向がやや高め」くらいのバランスが大事。
 
 神経症傾向などは高いと「不安や緊張が高い人」となりますが、自覚してさえいれば対策としてメンタルコントロールを学んだり、ストレス耐性を鍛えるなど準備ができます。
 
 まずは自分の「ビッグファイブ」の傾向を知ってみることから。


 気になった方はお試しください(o・ω・o)ノシ


【参考記事】


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